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2019.06.25 Tuesday

眠れない夜

 Facebookは業務連絡用のみで使っており、友達申請も仕事のキーマンとなる方を経由した場合のみ受け付ける設定にしている。
 ところが、今だけはそれを破ってしまおうかと思うようなできごとが起きた。

 歴史研究のため、この6年余り必死で探し続けてきた親戚。
 昨日、いくつもの偶然が重なって、ついに見つけてしまった!
 その人のFacebookの全投稿を読み、まさに探し続けた親戚その人であるとほぼ断定。
 もしもこの人から話を聞くことができたら、私の研究は10000歩は進むだろう。
 これまで協力してくれた多くの人たちも、きっと喜んでくれると思う。
 ご高齢の上、震災でも被災されており、こちらは苗字しか知らなかったので(苗字を調べるのにも数年かかった)、生死すら調べることができずにいた。
 ここで逢うたが百年目! 自分の頭の中は蜂の巣をつついたような騒ぎに。ドキドキしながらメッセージを送ってみた。
 だが、聞いた話によると、友達以外から送られてきたメッセージは通知が分かりづらく、気付かれないまま放置されるケースも多いそうではないか。
 何となく寝付けないまま、Messengerの送信メッセージのチェックマークがその人のアイコンに変わっていないか、何度も何度も見てしまっていた。
 早朝、ふっと目が覚めて、またMessengerを見ると、1つの未読アイコンが…!
 キターー!
と思って内容を確認。
 …夜中に届いていたメッセージは、やや混み入った内容の、仕事のメッセージだった。

 例のチェックマークアイコンは、今もってチェックマークのままである。
 先方も同じく、友達経由でのみ友達申請を受け付けているようなので、こちらから友達申請することはできない。何とかして、こちらからのメッセージに気づいてもらえないだろうか。
 これほど焦ってしまう理由は、ご本人やお友達の方からの投稿内容のせいだ。この6月に入ってから、静かに終活を始めているようなのだ。
 でも、もしも万が一、先方がこちらのメッセージに気づいてくれて、たとえば友達申請してくれようとしたりしたら、どうなるか。今のこちらの設定を変えない限り、それはうまくいかないだろう。
 時間がない。運命の神様は、果たして自分に味方をしてくれるのだろうか。何よりも、まだお元気でいてほしい。  

20:00 | histoire | - | - | |
2019.06.23 Sunday

片手ずつか両手か

 左肘の手術後、3日間練習をサボってしまった(1日目は患部を固定していたため。それ以降は、傷口が痛んだとかではなく単なるサボり)。3日後からは全く問題なく練習できている。当日の夜は少々寒くて多少傷口も痛かったが、結局は痛み止めも飲まなかった。
 左手がつらければ、治るまで右手と両足だけの練習をしようと考えていたが、杞憂に終わった。

 ピアノやスポーツでも時おり話題になる「片手で完璧に弾けるようになるまで練習したあとで両手で弾く練習をする」のと、「ある程度譜読みできたら、早めに両手での練習を開始する」のはどちらが早く弾けるようになるか、という問い。2006年10月に発表された「運動習得は片腕と両腕では大違い ?片腕運動と両腕運動では異なった脳内過程が運動学習に用いられることを解明?」という研究発表によると、「一見同じようにみえる片腕運動時と両腕運動時の右腕もしくは左腕の運動が、行動レベルで本質に異なっている」「運動学習の観点からすると、片腕だけで動かすか、両腕を一緒に動かすかで、同じ腕が一部異なった人格を持つかのように振る舞う」とある。
 以前テレビ番組でも検証されていたが、ピアノ演奏に関しては、両手での練習の方が早く弾けるようになっていた。自分自身を振り返っても、譜読みが難しい曲の着手時は片手で練習することもあるものの、結局は最初から両手で弾いたほうが早かった。いくら片手で完璧に弾けても、両手だと頭の中で曲と動作が結びつかないのである。
 また、ペダル操作に関しては、右足だけ、左足だけの練習などはボケた自分の頭には非常に難しい…というか、別の意味で頭の体操、ボケ防止にはなっているのかもしれない。右手と左足だけ、とか、左手左足だけ、といった練習は、老後の更なるボケ防止のために取っておきたい。

2019.06.17 Monday

神霊矢口渡

神霊矢口渡
 平賀源内が義太夫浄瑠璃まで残しているとは知らなかった。しかも、ペンネームが福内鬼外だなんて。
 前半は喜劇そのもので、客席からも笑い声が絶えなかったが、後半から終盤にかけてのドラマの盛り上がりは圧倒的。とくに、お舟が途中で"人形振り"(腰を動かしてはいけないらしい)に切り替わり、また元の人間としての演技に戻り、終盤までの熱演が迫力満点で目が離せなかった。ロボットの動きはこないだ"GEAR"で見たが、同じ"人間ではない動き"でも似て非なる難しさ、稽古の苦労がありそう。筋肉痛など大丈夫なのだろうか。
 お舟が太鼓を叩くシーンは、乱れ髪の八百屋お七が彷彿として浮かんだ。同じようなシーンでも、危険をやらかして機会を窺うのと、必死で相手を守ろうと奮闘するのとでは全然違うなあ。
 そう言えば、客席からステージに上がったお客さんが見得を切るのがすごく上手だったのには笑った。

2019.06.14 Friday

医療は進歩している

 左肘の手術をしてきた。
 とは言っても、今回のは日帰り手術で、病院にいた時間は35分程度という短さだった。
 左肘にある2cm程度の瘤。痛みもなく、赤みも匂いもないが、正体不明。病院を2箇所回る羽目になったが、結果的にこれは粉瘤だったようだ。

 最初に行った病院では、瘤を外から見て、滑液包炎か粉瘤だと思うが切ってみないと分からない、そのための予約が取れるのは1か月後で、手術後に肘を自由に動かせるようになるまでに2週間くらいかかるだろう、との見立てだった。それだとちょっとスケジュールに無理があるので、今度は粉瘤専門医を訪ねた。この医院は粉瘤以外は治療しないが、それでも良ければすぐにでも診察OKとの事。

 まずは、超音波検査。検査機械のモニター画面はスマホくらいの大きさ、プローブもミニサイズ。持ち歩いて、いつでもどこでも超音波検査ができそう♪なくらいコンパクトだ。
 医師曰く、患部は関節からやや離れているので、関節の不具合ではなく、やはり粉瘤でしょう、とのこと。何度も通院したくなければ、今やっちゃいましょう、と、トントン拍子に手術が決定した。
 いったん受付に戻り、手術の同意書に記入。書き終わるや否やすぐ病室に呼ばれ、採血。次に仰向けに寝て、手術開始。腕や肘の周りに紙などを敷き、まずは局部麻酔。痛みを少しでも紛らわせるため、バイブレーターのようなもので振動を与えながら、極細針で手際よく麻酔を打っていく。麻酔が一番痛いと聞いていたが、爪が伸びた人に思いっきりつねられているような痛みだった。何度もチクチクした後、すぐに感覚がなくなった。体勢的に手術の様子を観察することはできなかったが、患部に穴を空け、切開ではなく、くりぬき法で瘤を除去したのだろう。医師は、やはり粉瘤でおそらく間違いないこと、生検に出すこと、今後の処置の仕方やスケジュールなどについて、術中ずーっと喋りながら手早く縫合まで済ませてくれた。何と器用な。弾き歌いよりも難しそうだ。
 抜糸は2週間後。瘤があった部分に血が溜まらないように、今日一日は患部を圧迫して固定している。ジムでトレーニングするなどの激しい動きをしなければ、明日から楽器を練習しても全く問題ない、との事。お見事!
抗生物質と消毒用の塗り薬、痛み止め&胃薬を処方されて、医療保険に加入している場合の説明を受けて、今日はおしまい。
 麻酔はとっくに切れているが、今のところ痛みはない。ただ、冷たい風が当たるとしみる。

 振り返れば、この粉瘤はおそらく昨年には既にできていた。遅れてきたニキビだと思い込むようにしてきたが、最近大きくなり2cm程度に育っていた。
 とくにここ最近は、瘤が神経を圧迫しているせいなのか、頻繁に左腕や手指が痺れたりしていた。また、机に肘を付いたらちょうど机に当たる部分にあり、最近の度重なる眩暈で、思わず机に肘をついて頭を抱えようとすると左肘だけが安定しないので、余計フラフラしてしまっていた。
 瘤がこれ以上大きくなり、手がしびれた状態でリハーサル、本番というのだけは避けたいと思い、今回、重い腰を上げて受診した次第。従来型の切開するやり方だとおそらく回復にも時間がかかったことだろう。医療が日々進歩していることが本当にありがたい。
 秋以降(時期未定だが)の手術はこんなに簡単にはいかないだろうが、少なくとも病院選びはじっくりと行いたいと再認識。
 明日からは固定物を外す。抜糸までのあいだ、縫合した糸をどこかに引っ掛けないように注意するように言われている。肘でも曲げ伸ばしが激しい部分なので、たくさん縫ったようだ。もちろん気を付けるつもりだが、飼い犬が弄ってきそうなのが怖い。

2019.06.09 Sunday

閉所で聴く音楽その2

現時点では悪い物ではないし、今すぐという事ではありませんが、手術は免れません、とのお話があった。
ちょっと想定外だったけど、仕方がない。
それならば演奏会その他の予定に影響のない日程にしたいので、2ヶ月後あたりはどうでしょう?と医師に聞いてみたところ、まずはそのひどい貧血を治さないと手術もできません!と即答されてしまった。
というわけで結局、しばらくはこのまま様子見になりそう。
先日、狭い筒の中で耐えたからこそ、いろいろな事が分かって良かったと思うことにしよう。

ただ、筒の中で必死に機械音の音程を取ったりして気を紛らわしている、しがないハープ弾きの姿は、第三者目線で見ると結構笑える姿だったかもしれない。

2019.06.08 Saturday

閉所で聴く音楽

 PET-CTとMRIとCTを撮ってもらった。
 今回が初めてではないが、閉所恐怖症なので、もはや修行に行く気分。あの狭い筒の中で数十分間も静止し続けるのは辛いところ。毎回、涙目になりながら、少しでも別の事に意識を向けて恐怖から逃れるのに必死である。
 幸い、室内にはBGMが流れているので、耳をそばだててそちらに意識を向けることは可能である。

 PET-CTの時はグノーのアヴェ・マリア、アダンの Minuit,chrétiens などが流れていた。昔弾いた曲ばかりだったので、曲の伴奏をするようなイメージでわずかに指を動かしながら気を紛らわし、ひたすら時が過ぎるのを待っていた。すると、静かな曲の次に、突然、バリトンの曲が流れ始め…弾いたことがない曲だったし、突然の呻き声のような低音ボイスにびっくりしたので軽く混乱。結局、終わるまで涙目で過ごした。
 次はMRI。こちらは、BGMさえもかき消してしまうような、あの実験音楽のような音。コイルが伸縮したり、磁場を発生させるスイッチのON/OFFを何度も繰り返すことによって生じる音たち。かと言って、BGMをヘヴィメタにしてもかき消されるような音ではない。
そこで今回は、リコーダーやオカリナとギターに鳥たちのさえずりが入ったリラクゼーションミュージックに意識を向けつつも、機械音の音程を取ったり数を数えたりして気を紛らわせるという作戦をとった。楽譜に起こせたら楽しいのだが、何分の何拍子なのか、小節の区切りはどこなのか…などと考えると結構難儀な作業で無理だった。ちなみに、全ての音は数えられなかったが、ド、ファ、ソ、シの音が多用されていた。真面目な話、楽譜に起こして、それをハモらせたり、フィルを入れたり伴奏を付けたりして一つの美しい楽曲にしてしまうようなBGMがあったら楽しいのだが。音の種類的に、少なくとも癒し系の音楽には出来なさそうではあるが。

 資料映像などでPETやMRIを受けている人の様子を外から客観的に見ると、どこが怖いのか全く分からない。ところが、いざ自分があの筒の中に入るとなぜ不安になるのだろう。
 世の中には同じ思いをしている人も結構多いと聞く。なので、前日にわざと徹夜して本番で眠ろうとする人もいれば、そもそも撮らないという人もいるそうだ。
 自分の場合は、元々めまいが顕著なので、狭くて空間の把握がし辛い場所に固定されると自分の姿勢が把握できなくなるせいかもしれない。この、人体の加速度センサーの不具合が耳にあるのか脳なのかは分からないが、もし脳由来のものであれば今回のMRIの結果から判明するかもしれない。もしも精神的な理由による恐怖感であれば、これは果たしてどうすればいいのやら。

2019.04.27 Saturday

BONE MUSIC展

レントゲン写真レコード
初日の今日、さっそく見て来た。
ロシアがまだソビエト連邦だった頃、国家は音楽を含めたあらゆる文化を厳しく検閲し、統制してきた。ジャズやロックなど、西側諸国に関わる文化、時にはロシアの一部の音楽でさえも徹底的に排除された。
今、携帯やPCさえあれば、24時間いつでもどこでも世界中の音楽が聴けるような環境にいる者にとっては想像すらできない世界。
そんなソビエト時代、病院で不要になったレントゲン写真を丸く切り取り、溝を掘り音楽を刻んだレコードが秘密裏に作られていた。製作が発覚した者は容赦なく投獄されたという。
他にも、プラスチックや絵葉書のレコード、様々なソノシート、風刺ポスターに至るまで、いずれも滅多にお目にかかれないような展示が多く楽しめた。
時代背景は違うとしても、情報も統制され、物もなく不自由な環境下であっても、工夫を凝らして何が何でも音楽に触れたいという思いは、沖縄のカンカラ三線にも通じるものがあるように思う。
bonemusic展
これらは、パッと見、レコードだなんてまず分からない。レントゲン写真レコードの実際のサウンドも聴けたが、想像していたよりはるかにクリアーな音だったので驚き。


会場に向かう途中、旧ソ連について熱く語り合う2人連れの女子とすれ違った。確かに、ソビエトに興味がある人にとってはたまらない企画展であろう。
今日は10連休初日のはずだが、原宿のキャットストリートも渋谷の街も、それほど大混雑はしていなかった。外国人が多いのは相変わらずだが、日本人はむしろ、今は東京から出てしまっているのかもしれない。

16:00 | histoire | - | - | |
2019.04.02 Tuesday

三浦按針

 長崎県平戸市崎方公園内の三浦按針墓地で出土した人骨が、ミトコンドリアDNA分析でヨーロッパ人男性と断定したというニュースを見た。
 三浦按針の本名はウィリアム・アダムスといい、1600年、オランダ船リーフデ号で大分県臼杵市に漂着、徳川家康から外交顧問として重用された。日本に初めて来た英国人とされる。祖国への帰国もかなわず、1620年にこの世を去った。
 平戸市によると、1561年から1640年までに平戸で死亡した70人の外国人のうち、1590年〜1620年に死亡したのが三浦按針を含む英国人とオランダ人の計10人。DNA分析から死亡時期が一致、按針の墓である可能性がより高まった、とある。
 そもそも、墓の発掘に至るまでの経緯がどこにも書かれておらず分からないが、按針の子孫も捜されているなど、調査研究の対象になっている重要人物である事がよく分かる。按針は日本人女性との間に息子ジョゼフと娘スザンナがいたというから、現在も日本のどこかに子孫がおられる可能性もなくはない。但し、息子ジョゼフの方は生涯未婚だったそうだ。また、按針は日本に漂着する前、英国でも結婚していて2人の子がおり、妻の名前も分かっているというから、そちらの系統からも捜せるかもしれない。
 ただ、年代から計算すると、日本に子孫がおられるとしても、按針の血は多くても2048分の1程度。複数人見つかったとしても10th cousinより遠い血縁となるはず。DNA分析を以てしても按針本人が特定できない上、按針の日本人妻の事もよく分かっていないらしいので、科学的に子孫を探すのはかなり難しいだろう。
 あるDNA分析サービスのwebサイトを見ると、日本人の場合「日本人100%」という結果が出た人と、「日本95%程度、あとは中国、アジア他」といった結果が出る2パターンがほとんどのようだ。国籍が欧米でもDNAは完全に日本人という日系人は多く見かけた。なので、日本人と欧米人の比率が 1:0.000488125 という人が今後出てきたら、按針の係累である可能性もわずかながら出てくる…が、やはり、かなり少ない可能性だ。

23:58 | histoire | - | - | |
2019.03.31 Sunday

アノマロカリス

アノマロカリス
約5億1,500万年前、古生代カンブリア紀中期の海に棲息していた動物。オーストラリア・カンガルー島産。節足動物門 複眼。
こちらもレプリカではなく実物。南オーストラリア博物館所蔵。
アノマロカリスはフナムシとエビを足して2で割ったような外観で、体長は60cm〜2mもあったとされる。三葉虫を主食としていたらしい。この化石のどの部分が何なのかはよく分からない。

00:01 | scientifique | - | - | |
2019.03.31 Sunday

スキフォクリニテス

スキフォクリニテス
スキフォクリニテス Scyphocrinites sp.
シルル紀 モロッコ産 棘皮動物門 ウミユリ綱モノバスラ目 スキフォクリニテス科
…全てが憶えられない(笑)。
驚くべきことに、これはレプリカではなく実物らしい。

浮袋をもち、浮遊生活をしていた。茎の上には口があり、その周囲に張られた花弁のようなもので海中にいる餌を捕食。花弁のようなものの数は、どういうわけか5の倍数になっているとの事。

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