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2018.07.19 Thursday

ハープの音域と音の配列

ハープ音域と音の配列
ハープの音域と、グリサンドなどで可能となる音階の音の配列。
昨年、ハープ未経験の作曲家の方に編曲をお願いした際にお渡ししたメモが出てきたので、記念にアップ。


ある日、私は教室に座っていた。
やがて、教室に先生が入ってきた。先生は、ひねくれ者で天邪鬼でへそ曲がりで、いかにもヘリクツをこねくり回していそうな、面倒くさそうな面構え。まるで鏡を見ているようだ。
試験が配られた。これは数気世蹐Δ?

【第1問】貴方が普段弾いているダブルアクションハープでC1弦からB1弦に向かってスケールを弾くとき、音の配列は全部で何通りあるか答えなさい。但し、弦はそれぞれ1回ずつ順番に弾くものとする。
→これは、3の7乗、解答は2187通りであろう。ダブルアクションハープは足元の7本のペダルを上中下の3箇所にそれぞれ配置することができる。その配置によりC1弦からG7弦までの全ての音が決まるからである。

【第2問】上記ハープでC1弦からB1弦に向かってスケールを順番に弾くとき、音の組み合わせは何パターンあるか答えなさい。
→うーむ、これは異名同音が出てくるからちょっと面倒。C1弦とD1弦、D1弦とE1弦、F1弦とG1弦、G1弦とA1弦、A1弦とB1弦が同じ音になるパターンが243回ずつ、合計243×5=1215回出てくる。また、E1弦とF1弦が同じ音になるパターンが486回出てくるので、2187-(1215+486)=486パターン……
いや、違う!例えば C#D♭EFGAB の音階だと最初の2音が異名同音だが、音の数が7つから6つに減るだけなので、これもパターンの一つとしてカウントできる。よって、この設問も2187パターンでOK…のはず。

時が過ぎ、試験は終了した。
先生の解説が始まった。私の解答は間違っていた。なぜなら、ハープは一種のナマモノで、調弦は常に変化するので、1オクターブの音は12種類に限定することは不可能だからである、と言うではないか。
やはりあの先生はヘリクツ屋だったな。まるで鏡を見ているようだ。そもそも何の試験だよ。

…という夢を見た。
うなされたのは、連日の猛暑で脳がやられたせいかな。今日も仕事中、頭痛と眩暈がして、手足や顔がだんだん痺れてきたからなあ。飲み水は無事に買えましたか?と言って下さった方の顔が実はまともに見えていなかったのは内緒である。
ハープ。調弦が狂うとは言っても、弦を緩めて音を出すには47本それぞれに限度があるし、逆に締め過ぎたら弦は切れてしまう。そこまで考えたらどういう計算式で解けるのかな。
エレキハープなら「A4=442Hzで全ての弦が正確に調弦されているものとする」という一文で救われそうだが。
そもそも、エレキハープだという前提でも、上記の解答は正しいのだろうか。また別の先生が出てきて解説してくれる夢でも見てみたいものだ。

01:00 | Harpe | - | - | |
2018.06.30 Saturday

『音楽史を変えた五つの発明』

リハの帰り道、『音楽史を変えた五つの発明』という本を少しだけ読ませて頂いた。
イギリスの作曲家 Howard Goodall著。その5つとは、記譜、オペラ、平均律、ピアノ、そして録音技術だと述べている。
読んでいたらすぐトンネルに入ってしまったので暗くてあまり読めなかったが(笑)、蓄音機を初めて買い求めた人々にとってラヴェルやプロコフィエフの音楽は恐怖を感じさせるものだった話、ラヴェルなどフランス作品でよく見かける Ut表記の話、口承でのみ伝えられてきた音楽がやがて記譜法の発明により正確に後世に伝えられるようになった経緯などが書かれており、なかなか面白かった。
150年ほど前、日本が開国して西洋人が日本の音楽に接したり、その逆もあったのだが、お互いに奇妙な音楽に聴こえた というのは、やはり耳慣れた音楽が平均律か否かという理由だったのだろうか。
そのあたりも含めてゆっくり読みたいのだが、まだ本の入手すらできず、先の話になりそう。

23:55 | Harpe | - | - | |
2018.06.25 Monday

ヤマユリの花言葉

ヤマユリ20180623
街の其処彼処で咲き匂うヤマユリは…

BowBrandのハープ弦たち
ハープ弦がやたら切れる季節の到来を告げている。
朝起きたら、仕事から帰ったら、犬の散歩から帰宅したら、弦がいつの間にか切れていた、なんてことは日常の出来事だ。
(しかし、本番日、豪雨にもかかわらずホールの外から搬入したのに、弦が1本も切れることなく本番を乗り切ったことも多々あるから不思議である。)
除湿器をフル稼動していても、やはり日本の梅雨はガット弦にとって受難の季節。

もらったボーナスをそのまま右から左に社会保険料として払い込んだという話があちこちから聞こえてくるこの季節、税金、保険料、犬の予防接種など、まとまった支出が忘れた頃にやってくるという時期でもある。ハープ弦の支出に加え、演奏会本番が多い時期でもあり、夏にもイベントを控えていたりすると衣装その他を準備する時期でもあるので、犬飼いハープ弾きの支出は華厳の滝を登る鰻さながらだ。

しかし、そんな季節の到来を告げるヤマユリの花言葉は「人生の楽しみ」。美しい音楽とともに人生を愉しんでね♪という意味でこの時期に咲いているのではないかとも思える今日この頃。
(人生の楽しみと言えば、多くの人の楽しみであるサッカーのW杯もこの時期だ。しかし、2022年は史上初の冬開催になるとかならないとか…)

02:30 | Harpe | - | - | |
2017.12.27 Wednesday

グリサンドの残響音と逆再生

D音のみ#、他の音は♮でグリサンドを弾いてみると、残響音が上空を飛ぶ飛行機の音と似ているような気がする。
音の並びによって、軍用機系の音にもなれば中型旅客機っぽい音にもなる。



逆再生すると、最後の方の音はともかく、飛行機がだんだん近づいてくる音にも聴こえる。



例えばこういう音だったら、それほど威圧感を感じないのだが。

00:00 | Harpe | - | - | |
2017.12.07 Thursday

ブラインドテスト

暗闇で練習
木曜日なので#TBT
大阪でジャズピアノのレッスンを受けていた頃「弾くことに集中するより、自分の出している音をまず聴くように」と師匠に言われたことを思い出した。
また、数年前に参加したオケの指揮者だった宮川彬良さんも「自分の音を客席にポーンと投げるように」と仰った。

ピアノもハープも両手両足を使うし、一度に出す音数も多いのでつい余裕をなくしてしまいがちだが、本番直前、あえて暗い場所で練習してみた。
完全に真っ暗だと危険なので、弦がうっすらと見える程度。楽譜やペダルは当然見えない。
実際弾いてみると、苦労して何度も練習したところは比較的ちゃんと弾ける。でも、何となくいつも弾けている気になっているところが弾けなくなる。
暗譜できていないところがあぶりだされてくる。弦の間隔に対する自分の感覚が鈍っている音域も分かってくる。自分の出している音がよく分かる。
練習では弾けていたのに本番で危なくなる箇所と、暗闇で弾けなくなる箇所って似ているような気もする。
限られた時間内に練習しなければならないのだから、こうやって効率よく苦手箇所を洗い出すのも悪くないと思う。 これも一種のブラインドテストと言えるのではないだろうか。

…と言うのは、今日も昼間の練習ができなかった事への言い訳であった。
パッション!
"Toutes les actions humaines ont une ou plusieurs de ces sept causes: le hasard, la nature, la contrainte, l'habitude, la raison, la passion et le désir." -Aristotle

とりあえず、情熱あるのみ。
La Passion!

23:55 | Harpe | - | - | |
2017.11.01 Wednesday

久々のスコアメーカー

7年ぶり?くらいに、カワイのスコアメーカーを使ってみた。
今回は体験版をダウンロードして試用。
結果、3時間ほどかけて4曲分の譜面を作ることができた。

スコアメーカーは長年愛用しており、使用しているパソコンの変遷とともに、いつしかアップデートするのを怠ってしまい、ライセンスキーも紛失してしまった。
そのため今回は体験版を使ったのであるが、旧スコアメーカー時代の記憶がほとんどだったので、この20年間の進化には驚いた。
確か、旧スコアメーカーにはリハーサル記号がなかったし、連桁した音符が何かのきっかけでバラバラになってしまったりして、1小節中の音符の数が多いとトラブルも多かったように記憶しているが、 最新版だとそのような不具合は起こらず、曲想記号などはメニューから選んだり、検索した中から選択する機能までついている。
個人的に驚いたのは、自動伴奏機能。スウィング、シャッフル、ヒップジャズ…ガレージバンドのようなことまで出来てしまうなんて。

体験版が使えるのは15日間。
ノーテーションソフトがあると、ピアノ譜をハープ譜に書き換えたりする時にとても便利だ。
スクリャービンの詩曲Op.32-1(嬰へ長調)のピアノ譜を変ト長調のハープソロ譜に変えたり、シベリウスの交響曲第1番・ロ長調のアルペジオ部分を変ハ長調に書き直したりした時には本当に役立った。
ピアノ連弾譜を合成して独奏譜を作る時にも重宝する。楽譜を演奏させれば譜面の誤りにも気づけるし、演奏不可能な部分も一目瞭然。
自分流の譜めくりをレイアウトする目的でも、これまでさんざん使ったものだ。

ハープのペダル記号やアンテナの自動付与機能なんかが付いていたら速攻で最新版を買うけど、そんな世界中でほとんど需要ない機能など永遠に付かないだろうなあ。
何だかんだ言いつつ、今月中に買ってしまいそうな気はしているが。

00:00 | Harpe | - | - | |
2017.10.27 Friday

弦の購入記録

先週末はハープの弦が一気に4本切れた。
台風21号による長雨の影響かと思われる。そして今週末も、日本列島の太平洋岸に沿って撫でるように進む台風22号の影響で大雨だ。

他にも不足している弦があり、たまたま興味があった本も見つけたので、例によって米国の某社に注文することにした。
10/24の夕方にネットで注文、やがて某社からのメールが届き、送料は FedEX International Proirity で 45.97USD との事。本の重量が結構かさむのかな?

某社からのメールは最近 Content-Type: text/html 形式で届くため、ロリポップwebメーラーで表示させるとHTMLソースコードの状態で表示されてしまう。よって、iPhone で読む。

その後、FedEXからのトラッキングメールが次々に届いた。ちなみにこちらも Content-Type: multipart/mixed; で届くため、やはりiPhoneからでないとまともに読めない。
10/25 01:14 FedEx Shipment Notification
10/25 05:44 FedEx Shipment Tendered to FedEx
10/25 15:01 FedEx Shipment Delivery scheduled for tomorrow
10/26 12:13 FedEx Shipment Delivery scheduled for today
10/26 14:12 FedEx Shipment Scheduled delivery update
10/26 14:13 FedEx Shipment Delivery Exception
10/26 15:03 FedEx Shipment Delivery scheduled for tomorrow
10/27 11:29 FedEx Shipment Delivered

諸事情により10/26に受け取り損ねてしまったが、インディアナ州からわずか2日足らずで日本に届くとは!

10/27に開封、しかし!注文した本だけが入っていない。
見ると、インボイスの他にクレジットメモなる書類が同封されている。
インボイスには、本の代金も含めた金額が引き落とされましたとの記述、クレジットメモには、本が Discontinued - Item Refunded なので返金するという記述。
気になるのは、インボイスには私の現住所が印字されているが、クレジットメモの方にはなぜか私の転居前の住所が印字されている。転居したのって何年前だっけ??
また、本の情報が載っていた webサイトを見ると、当該の本の情報が忽然と消えていた。
今回はカード決済にしており、決済情報がまだこちらに上がってきていないので、後日忘れないようにチェックしておかなければ。


これまでも様々な海外製品の注文にあたり、代理店の対応が何だかはっきりしないので直輸入を模索したこともあったけれど、代理店も輸入元の悪口をお客に言うわけにもいかないだろうし、いろいろと苦労があるのだろう。
日本の場合、注文した物が在庫切れだった場合、大抵の場合は連絡が来るけど、海外から注文してそんなメールが届いたことは一度もなく、届かなかった事実が在庫切れお知らせメールを兼ねており、結果が全てという考え方なのだろう。

■追記
結局、請求は正しく処理されていた。ある日付でいったん全額引かれ、翌日の処理で欠品分の差額を入金されていた。
しかも、入金日の為替が前日より1USD高く、ほんのちょっとだけ得した(笑)。

00:00 | Harpe | - | - | |
2017.08.25 Friday

Harp Duo Concert in Fukuoka

この夏、ハープデュオで2回目のコンサート。
故郷・福岡でハープコンサートを行うのはこれが初めてだ。

ここのところ雨の日が続いていた東京とは違い、猛暑日が続いていた福岡。
果たしてお客様が足を運んで下さるのか心配だったが、杞憂に終わり、130名ほどご来場頂けたのは未だに信じられない。

6.は相方、7.は私のハープソロ、アンコール2曲目はハープの伴奏とフルートの旋律に合わせて、お客様に歌ってもらった。
演奏会プログラムの裏表紙に、歌詞を3番まで書いてありますが、実際に歌うのは2番までです
…とアナウンスするのをうっかり忘れてしまい、3番まで歌う気満々だったらしきお客様には申し訳ないことをしてしまった。

1. W.A.Mozart(1756-1791) / Arr. D.Burton
Theme from Piano Concerto No.21(1785) mvt.2 "Elvira Madigan"

2. Joseph-Maurice Ravel(1875-1937) / arr. Mitsuru.Asaka
Pavane pour une infante défunte

3. John Marson(1932-2007)
Waltzes & promenades

4. C.A.Debussy(1862-1918) / arr. C.Salzedo(1885-1961)
Clair De Lune (Suite Bergamasque No.3)

5. Bernard Andres(1941-)
Parvis - Cortege et danse pour 2 Harpes(1974)

6. Ryo Yoshimata / Piano arr. Hiroshi Otakara / Harp arr. Noriko Sakomoto
kokoro(Thema)

7. Folk Song from Hakata Village / Harp arr. Ryohei Fukumoto
Hakata Lullaby

8. Folk Song from Itsuki Village/arr. J.Molnar(1929-)
"Itsuki Lullaby"

9. Rentarō Taki(1879-1903)/arr. J.Molnar(1929-)
Kōjō no Tsuki(1900)

Encore:
M.Ravel Laideronnette, impératrice des pagodes
Tamezo Narita(1893-1945) / Words. Kokei Hayashi(1875-1947) "Hamabe no Uta"

前日に福岡入りした私たちのデュオのために、リハ会場と楽器を整えて下さった上に当日の受付までやって下さった先生、ステージマネージャーを快く引き受けて下さった専門家の方、九州舞台の担当者の方、演奏会全体を何から何までサポートして下さった相方のご家族、たくさんの人に演奏会の宣伝をしてくれた方々、忙しい中でも博多の子守歌を編曲して下さった先生、この日を楽しみに待っていてくれた友人、用事があるのにかけつけて下さった小学校時代の恩師、たくさんのお客様。
演奏そのものは2人でするにしても、演奏会は決して2人だけで開くことはできない。これほど多くの方々に支えられて初めて演奏活動が成り立っているのだと思うと、いくら練習しても、いくら感謝しても決して足りることはないような気がしてくる。

昨年末は、昨年の熊本地震のチャリティコンサートに参加した。今年の年末は九州北部豪雨被害のチャリティコンサートに参加する。どちらも九州からは遠い、神奈川県小田原市の主催によるコンサートである。故郷を離れてウン十年、曲がりなり(曲がり過ぎ)にもハープを続けてきたおかげで、こうやって遠くから故郷への恩返しが出来、地元での演奏も実現できたことが感慨無量だ。

23:55 | Harpe | - | - | |
2017.08.07 Monday

Harp Duo Concert in Oiso

この夏、ハープデュオで1回目のコンサート。大磯のチェチリア工房音楽室で行った。
平日、蒸し暑い日で雨も降り始めたが、大勢のお客様が集まって下さって、
吹き抜けが気持ちよい、ハープデュオに適したサイズと音響のホールが満員となった。

6.は相方によるハープソロ、アンコール2曲目はハープの伴奏に合わせて、お客様に歌ってもらった。

1. W.A.Mozart(1756-1791) / Arr. D.Burton
Theme from Piano Concerto No.21(1785) mvt.2 "Elvira Madigan"

2. Joseph-Maurice Ravel(1875-1937) / arr. Mitsuru.Asaka
Pavane pour une infante défunte

3. John Marson(1932-2007)
Waltzes & promenades

4. C.A.Debussy(1862-1918) / arr. C.Salzedo(1885-1961)
Clair De Lune (Suite Bergamasque No.3)

5. Bernard Andres(1941-)
Parvis - Cortege et danse pour 2 Harpes(1974)

6. Ryo Yoshimata / Piano arr. Hiroshi Otakara / Harp arr. Noriko Sakomoto
kokoro(Thema)

7. Folk Song from Itsuki Village/arr. J.Molnar(1929-)
"Itsuki Lullaby"

8. Rentarō Taki(1879-1903)/arr. J.Molnar(1929-)
Kōjō no Tsuki(1900)

Encore:
M.Ravel Laideronnette, impératrice des pagodes
Tamezo Narita(1893-1945) / Words. Kokei Hayashi(1875-1947) "Hamabe no Uta"

23:55 | Harpe | - | - | |
2017.05.24 Wednesday

ペダル記号書き込み用テンプレート

第一弾を作ってみた(写真 上)。
文字はシャープペンシルくらいの細さでないと書けないが、ペダル記号はボールペンや万年筆でも書けそうである。
ただ、十字の線は十字にする必要はなく、縦棒と横棒だけで良かったのと、縦棒3x7本の大きさのバリエーションを増やせば良かった。
とりあえず、このテンプレと、東工大で販売されていたオリジナルテンプレ(写真 下)があれば当面は間に合いそうである。
ハープペダルテンプレと東工大テンプレ

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