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2017.12.16 Saturday

Christmas charity concert

クリスマスチャリティコンサートが無事に終わった。

1. J. Sibelius Finlandia (Hp2)
2. F. Schubert Ave Maria (Fl&Hp)
3. M. Ravel Empress of the Pagodas (Hp2)
4. E.J. Bozza Image for Flute (Fl)
5. Nino Rota Sonata 1st Mov (Fl&Hp)
6. C.A. Debussy Clair de Lune (Hp2)
7. R. Rodgers Blue Moon (Fl&Hp2)
8. J. Hisaishi Princess Mononoke (Fl&Hp2)
9. R. Taki Kōjō no Tsuki (Hp2)
10. K. Yamada/ H. Kitahara Kono-Michi (Fl&Hp2&Song)

http://odawara-jigyo-kyokai.jp/e/2017/12/post-29.php

4.と5.が降り番だったので、ゆっくり聴けて良かった。
どちらも名曲だ。

3. はこれまで何度も弾いているのに、今日のリハ中、この曲の落とし穴に初めて気づいた。
中間部、全くCの音が登場しないので、Cのペダルを戻し忘れていても、相当後になってからでないと気づかないのだ。
Cが久しぶりに登場する箇所には印を入れておいた。

今回は受付に九州北部豪雨災害義援金の募金箱が設置されていた。
先週末のオケ本番を聴きに来て下さった職場の方が、福岡のために何かお役に立ちたいと、それはもう嬉しくなるような理由で今日も遠路はるばる聴きに来て下さる予定だった。ところが、昨夕の突然の出来事のため叶わなくなったとの事。
残念ではあるけれど、その温かい気持ちだけでも福岡には届いているはず…と思っていたら、今朝早く、募金だけでもしておいて欲しいという申し出があった。何と有難いことだろうか。

今日の演目は、月に関する曲が4曲も。
年末の繁忙期にも関わらず聴きに来て下さった方、募金して下さった方、福岡の人たち、コンサートを支えて下さった皆さん… たくさんのツキに恵まれますように。
来年1月2日も、光り輝くスーパームーンを見て幸先の良い新年のスタートが切れるよう、好天を願うばかりだ。

22:30 | le concert | - | - | |
2017.10.22 Sunday

RAB10周年

RAB10周年の盛り上がり
いろいろあったけど、今年で10周年。保護者さんたちにとっては感無量だろう。
今週火曜日のライブに行った時、会場を出てすぐの場所でニンゲン浄瑠璃さんお二人が路上ライヴをやっていた。果たして今回のイベントにも関わっているのかな?

RAB10周年_6人揃った
やはり、一番泣けるのはここかも。
生で6人揃っているのを見られるのは貴重だ。

RAB10周年_お花も続々
多方面からのお花、差し入れの数々。いろんな人たちに愛されとる。

23:55 | le concert | - | - | |
2016.12.17 Saturday

クリスマス・チャリティコンサート

ハープデュオとフルートのコンサート。
プログラムは下記の通り。
1,2,5,8,9 はハープデュオ、3,4はフルートとハープ、6はフルートソロ、残りはハープ2台+フルート(もみの木は全員で合唱)である。

1. W.A.Mozart(1756-1791) / Arr. D.Burton
Theme from Piano Concerto No.21(1785) mvt.2 "Elvira Madigan"

2. Folk Song from Itsuki Village/arr. J.Molnar(1929-)
"Itsuki Lullaby"

3. E.Morricone(1964-) & A.Morricone(1928-)
LOVE THEME from CINEMA PARADISO(1988)

4. G.Fauré(1845-1924)
Sicilienne from Pelléas et Mélisande Op.78(1898)

5. G.F.Händel(1685-1759)
Lascia ch'io Pianga" from opera"Rinaldo"(1711)

6. A. Piazzolla(1921-1992)
Tango Etude No.3

7. Music by Joe Hisaishi (1950-) / Words by Hayao Miyazaki (1941-)
My Neighbour TOTORO(1988)

8. Bernard Andres(1941-)
Parvis - Cortege et danse pour 2 Harpes(1974)

9. M.Ravel(1835-1937)
Pavane de la belle au bois dormant

***
Traditional German carol / arr. D.Burton
O.Tannenbaum

3.と6.は降り番だったので、ゆっくりと聴き入ることができて至福の時を過ごせた。
技術的に難しかったのは4.で、ペダル操作がとても複雑で、憶えるのに結構時間がかかってしまった。
同じシシリエンヌでもオケ版だとこれほど出番もないし、ペダル操作もこんなに面倒ではないので、正直、当初は油断してしまっていた。
この曲もフルートの美しい旋律が心にしみる名曲であるが、今回はその音色に聞きほれず、自分も観客ではなく奏者なのだとしっかり自分に言い聞かせて弾く事に集中した。
8.は少々個性的な現代曲で変拍子の連続ながら、何とか無事にまとまった。
合わせるのもなかなかスリリングな曲であるが、やはり信頼のおける相方にうまくカバーしてもらったりして、何とかなってしまうのも合奏の楽しいところである(但し、相方の実力と底力がある場合に限る)。
2016クリスマスチャリティコンサート

23:50 | le concert | - | - | |
2016.12.10 Saturday

クリスマスコンサート

地域の子どもたちへ贈る、クラリネット、ホルンとピアノのコンサート。今回はピアノ伴奏を担当した。
「ジングルベル」は高音部での伴奏で、ペダルを踏んでも、踏まずにスタッカートで弾いてもどちらでも良さそうだったが、今回はペダル有りにした。
「ホワイトクリスマス」はコード進行にちょっと工夫が凝らされており、暗譜に時間がかかってしまった。
ふだんハープに慣れている中で、少しピアノから離れていると、時おり黒鍵と白鍵が区別できなくなってしまう。まだまだ半人前である。
アンダーソン作曲「そりすべり」は速いし音の跳躍もあるので慣れるのに時間がかかったが、今回のプログラムの中ではいかにもクラシックらしい曲で、弾いていて楽しかった。
有名な「赤鼻のトナカイ」、山下達郎の「クリスマス・イヴ」、みんなで一緒に歌う「あわてんぼうのサンタクロース」、
どの曲も有名な曲で、間違えたら目立つだろうな〜と内心では戦々恐々としていたが、子どもたちの圧倒的なパワー、「聞いて聞いて」の嵐に飲まれているうちに、あっという間に終わった。
今回もサンタ帽を被っての演奏だったが、演奏中に落っことすこともなく、頭が温かくてなかなか快適だった。

23:50 | le concert | - | - | |
2016.11.19 Saturday

アルルの女 再び

「アルルの女」は、今回ご一緒させて頂くオケでの演奏は2度目となる。
あまりにも有名なメヌエットはとくに、誰もが知っている曲ながら決して簡単な曲ではないというプレッシャーがある。
フルートも3度や4度の動きの速い部分など、決して簡単な曲ではないらしく、やはりプレッシャーであったことは想像に難くないが、前回も今回も見事なソロだった。

他の曲も、ハープは両手での速いスケールがあったり、意外とペダル操作が多かったりするので、まさに油断のならない曲である。

長年、職場の人には、私が音楽をやっていることはあまり話さないし、演奏会の案内も殆どしたことがない。
「今度聴きに行きますね」と、相手に社交辞令を言わせてしまうことになるのが面倒だからである。
しかし、なぜか本当に多忙な人に限って、社交辞令ではなく、本当に聴きに来て下さる方もいるので、そういう時はこちらも心から嬉しくなるし、音楽を続けてきて良かったとも思う。
今回も職場の方がお忙しい時間を縫って聴きにきて下さったのが、何よりもたいへん有難かった。

23:50 | le concert | - | - | |
2016.11.03 Thursday

超パで大合奏

超パ舞台袖にてスタンバイ

前夜のリハには参加できなかったので、今回はぶっつけ本番。
会場の都合上、椅子や譜面台の持ち込みができないということで、ハープの支柱にはコード進行だけを書いたカンペを貼っておいた。
出番が1曲だけだったので付箋1枚のカンペで済んだ次第(写真で改めて見ると付箋が結構目立ってて恥ずかしいぞ)。
いざ本番。立ったままでの演奏は少し腰に来たが、アドリヴでコードとグリサンドを弾いただけなので、何とか完了。
隣のコントラバスの方が楽器をぐるぐる回転させながら弾いていて楽しそうだったのだが、ハープはさすがに回せなかった。

SSAはありがちなコンサートホールとは間取りなどが異なるので、楽器の搬入やステージでの移動がいつもと違い戸惑ったが、多くの若い運営さんやスタッフの方々が臨機応変にテキパキ動いて下さったので本当に動きやすかった。
大勢の観客の皆さんにも元気を分けてもらった。
超パ大合奏
君に幸あれ。

23:50 | le concert | - | - | |
2016.09.03 Saturday

Xavier de Maistre ハープリサイタル

数年ぶりに、メストレのリサイタルへ。

楽器はLyon&Healy Salzedo モデル。共鳴板の下の方が曲線になっていない、直線的な形と模様。
ペダルはLyon&Healyの他のモデルと同じような形に見えた。
ステージの上には、ハープと椅子(とチューニングハンマー)だけ。
これだけ多くの難曲を全部暗譜で弾いてしまうところは実に驚くべきことである。

今回演奏された曲は、下記のとおり。

1. グリンカ:歌劇『魔笛』の主題による変奏曲 変ホ長調
Glinka:Variations on a Theme from"Die Zauberflote"in E-flat major

2. 夜想曲 変ホ長調
Nocturne in E-flat major
とてもロシア的な美しい旋律。左手がきっと弾きづらい音型なのだが…器用だなあ。

3. ペシェッティ(X.ドゥ.メストレ編):ソナタハ短調
Pescetti/X.de Maistre: Sonata in C minor
第1楽章 アレグロ・ヴィゴローソ
第2楽章 アンダンテ・エスプレッシーヴォ
第3楽章 プレスト

4. ハチャトゥリアン:2つの小品より
Khachaturyan: Two pieces
第1曲: 東洋的な踊り Oriental Dance
A音でチューニングしてすぐ弾き始めたので、一瞬、曲の最初がどこだったのか分からなくなった。

第2曲: トッカータ Toccata
共鳴板?を叩く力がしっかりしていて、二階席までとてもよく聴こえた。

5. フォーレ: 即興曲 変二長調 op.86
Faure: Impromptu in D-flat major op.86

6. E.パリッシュ= アルヴァース:大幻想曲「マンドリン」 op.84
E.Parish=Alvars: 'La Mandoline' - Grande fantasie op.84

7. A.カプレ:2つのデイヴェルティスマン
A.Caplet: 2 Divertissements
第1曲 フランス風 a la Francaise
第2曲 スペイン風 a l'espagnole
おそらく超絶難しい曲なのだと思うが、一気に弾ききった。
特殊奏法も多いし、他の曲ではほとんど聴こえてこなかったペダルチェンジの音がここでは時々すごく聴こえた。

8. ドビュッシー(H.ルニエ編):2つのアラベスクより第1番 ホ長調
Debussy/H.Renie : 2 Arabesques No.1 in G major
ピアノで弾くと中級レベルの曲でも、ハープで弾くと難しい…のに素晴らしい。

9. ベルガマスク組曲より「月の光」
Suite Bergamasque Clair de Lune
5年ほど前に飛行機の機内音楽番組でメストレのこの曲を聴いたが、今日の演奏は少し速めのテンポのように思えた(?)


10. スメタナ(H.トゥルネチェク編):交響詩『わが祖国』より「モルダウ」
Smetana/H.Trnecek: "The Moldau" from "My Country"
やはりラストはこの曲。鍵盤楽器でもないのに、このたくさんの音符をこの速さで弾けるなんて!

アンコール
・Dieudonné-Félix Godefroid (1818-1897)
  Carnaval de Venise : op.184 (1880)
  ピアノ曲を編曲して弾いたのかな(?)

・ALABIEFF, Alexandre = F.Liszt = H.Renie
rossignol
アリャビエフの歌曲のモチーフをリストがピアノ用に編曲して、さらにルニエがハープ用に編曲か(?)


終演後、ロビーでCDを購入したら、CDケースにメストレがサインをしてくれるとの事。
ロビーではおもにハイドンのCDが販売されていた。
私がロビーを出てすぐ、サインを待つ人の長ーい行列から拍手が起こっていたので、きっとメストレ氏が登場したのだろう。
本日のメストレ氏はステージではひと言も喋らなかったが、愛想もよく、ブラボーと叫びながら立ち上がるご婦人にも笑顔で手を振っていた。

23:55 | le concert | - | - | |
2013.12.15 Sunday

クリスマスコンサート

今日はクリスマスコンサートにて、くるみ割り人形を演奏。
これを弾くと心の底からクリスマス気分を味わえる。

今回は全曲版ではなく組曲の方なので、ハープは花のワルツ、いわゆる「花ワル」のみの出番となる。
「花ワル」は、"全曲版くるみ割り人形の中の" 他のハープ乗り曲と比較すると最も易しい曲だと言われているが、組曲の場合はやや長い待ち時間のあと、いきなり6th A から 2nd E までの高速アルペジオ往復に続いて長いソロなので、私にとっては何度弾いても慣れないオケ曲の一つである。

やはり冬に弾く機会が多い曲なので、寒さで体も固くなり、手も冷えて動きづらくなりがちな時に、助走もなしに速く細かい動きが必要であることも慣れない理由のひとつである。
また(この曲に限らないが)、いろいろあってネガティブな気分になっている時期だと、序曲、何とかの踊り、ナントカの踊り…(全部降り番)の待ち時間のあいだについ余計なことを考えてしまい、ネガティブな気持ちがどんどん増幅されてしまい、とても "踊るような気持ち"になどなれぬままアルペジオに突入することになってしまう。

その点で、今回の指揮者の方は良かった。ベルリンフィルかどこかのオケでは、あるコンサートの時にホルン奏者がハープのカデンツァに聴き惚れてしまい、思わずズッコケてホルンを壊してしまった…という話をされて場を和ませてくれたのも良かった。まあ、私のカデンツァの場合はみんなが別の意味でズッコケるんだろうけど(汗)。

今回はクリスマスコンサートと言う事でサンタ帽を被って演奏したが、演奏中に落っことすこともなく、ハープの木と帽子との摩擦帯電で髪が逆立つこともなく、サンタになった気分で弾くことができた。

この「花のワルツ」は、練習番号Kの短調に転調する部分から、やがて長調に戻って終盤に向けて急いていくところがとくに好きである。また、なぜだか分からないが、聴けば聴くほど、その部分がとあるソクーロフ映画の終盤へのシーンとオーバーラップしてしまう。「エルミタージュ幻想」で、華やかな舞踏会が終わり、紳士淑女たちがザワザワと螺旋階段を降りて行く中、外交官キュスティーヌの亡霊が貴婦人を追いつつも、やがて消えていき、そのまま大海原のシーンへと移り変わっていくという、美しく少し寂しいシーン。いいなあ。来年はキュスティーヌの本も読んでみたい。


演奏会が終わったちょうどその頃、別の場所で世田谷パブリックシアターのイベントステージ出場のための抽選会が行われていた。帰宅して問い合わせると、自分のグループはラッキーなことに当選していた。有難いことである。本を読む前に戦局…選曲会議が必要か。

23:50 | le concert | - | - | |
2007.10.13 Saturday

グザヴィエ・ドゥ・メストレ ハープリサイタル

ステージに颯爽と現れたメストレ。まるでステップでも踏むかのような軽やかな足どりは、いかにもイマドキの若者という雰囲気。ハープの横に立つと、背が高いことが分かる。グランドハープの支柱の高さと殆ど変わらない背丈、ということは、180cmはあるのかも。そのせいか、グランドハープが心なしか小さく見えた。

ハープは、ライオンヒーリーかホルンガッハか、他のメーカーのかは分からなかったが(少なくとも青山ハープではなかった)、ゴールドのキラキラしたハープ。

最初にペダルをセット。弾き始めの際は、肩に載せて弦を両手で押さえてペダルをセットするところ、メストレはハープを直立させたまま、足だけでセットしていた。でも、ソナタの楽章間などではちゃんと手で弦を押さえてペダルを変えていた。今日のプログラムは譜面もペダルも複雑な曲ばかりだというのに、最後まで暗譜で弾き切った。

弾き方のスタイルとしては、とにかくハープをよく動かし、傾ける。20度〜50度くらいの角度まで傾けつつ弾くので、そのままハープが倒れてしまうのではないかと、見ていてちょっと心配になってしまった。ただ、もともと大柄なのと、その楽器の構え方のおかげなのか、最低音の弦でも難なく手が届き、最高弦もさらっと弾いている。そしてやはり、ハープが小さく見える。

コンサート開演直前、ホールの係員が、観客の携帯電話のスイッチをOFFにするように、入念に説明して回っていた。今日の演奏会で、NHK-FMのベストクラシックのための収録もしているらしいので、そのせいでもあるのかも。放送日は未定とのこと。

1. Francisque/Granjany; Pavane et Branles
何と強弱のメリハリのある弾き方なのだろうと思った。ピアニッシモも、普通のピアニッシモも弾けば、爪の先で弾くような変わった音色のピアニッシモも弾く。手が大きいせいか、全体的にしっかりした音色だったように思う。

2. Dussek; Harp Sonata in C minor
デュセックのかわいらしいソナチネやソナタは、ピアノのみならずハープでもしばしば演奏されるが、この曲は実はデュセックの妻が作曲したという説が有力らしい。他にもそういう曲がたくさんあるのかもしれない。
途中、MozartのFl&Hp協の第1楽章に似たような音型が出てくるので、おや、と思った。(Mozartは1778年作曲、こっちの曲は1799年に出版されている。)

3. Smetana/Trnecek; The Moldau
今日の演奏会では、これが一番印象的だった。指が非常によく回るので、モルダウの水のきらめきのようなものがたいへん美しく再現されていたように思う。
オケ版だと、ハープは簡単な伴奏のみなのに、ソロ版だと、メロディも伴奏も全部弾くのでとてもドラマティック。

4. Fauré; Impromptu Op.86
バラードのような曲想、とあるが、確かに最初のアルペジオで、さあ、始まります!というような始まり方をして、繊細さと大胆さの入り混じった演奏。

5. Khachaturian; Oriental Dance and Toccata
オリエンタルダンスの、共鳴版を指で叩くときの音が大きいのは、さすが。
トッカータは、ペダル操作がかなり複雑で、ハラハラしながら足元を見てしまった。ぺダルを踏む動作がほんの一瞬ずれる箇所がいくつかあり、弦から金属音がしてしまったのは実に惜しかった。が、こういう曲でそうならずに弾くのは至難のワザだと思われる。

6. Debussy/Renié; 2 Arabesques
ピアノ版のタイの部分が、今日のハープ演奏ではタイにせず、音を弾きなおしていた。ピアノのタイと違って、ハープだとタイにするには音が弱いので、意図的に弾きなおしているのかもしれない。もしくは、もともとそういう編曲なのかも。
第2番の方は、ピアノ原曲は確かト長調だった記憶があるのだが、今日のハープ演奏では変ト長調で弾いていた。左側のペダルも全部♭にしてあったので間違いないと思う。これもルニエがハープでの最大限の効果を狙っているものと考えられる。

7. Renié; Légende
この曲を生で聴くのは初めてなのでワクワク。神秘的で静かな部分とかなり派手な部分があり、どちらも難しそう。
こんな曲が作れるルニエってすごい、と思いつつプログラムを見ると、ルニエはアッセルマンに憧れてハープを始め、みるみるうちに頭角を現すも、アッセルマンに冷遇され続け、苦労の連続だったとのこと。そんな殺生な!ついでに、この曲は詩人ルコン・ド・リールの「妖精」という詩からインスピレーションを得て書かれたとあるが、この詩、結婚式を明日に控えた若い騎士が妖精たちの誘惑を振り切って暗い森を駆け抜け、ようやく婚約者のもとにたどり着いたとき、彼女は亡霊と化していた…という内容らしい。そ、そんな、身もフタもない。まるで、オチのないフランス映画みたいではないか。

アンコール1. Parish Alvars; La Mandoline
いかにもメストレが得意そうな、技巧的で速い曲。トレモロがビシバシ!右手の1と2の指でトレモロを弾くその指さばきに瞠目。

アンコール2. Debussy; Valse Romantique
演奏会の最初から最後まで一言も言葉を発しなかったメストレ。ところが、この2曲目のアンコールを弾く前にひとこと「サイゴ!」これには会場も大爆笑。(実は、サイゴには聞こえず、サンコに聴こえてしまった)
その後、フランス語で曲名を告げて弾き始めた。耽美的でいかにもドビュッシーっぽい曲。

会場の拍手がとにかく大きかった。ハープソロの演奏会で、ここまで拍手の大きい演奏会はそれほど多くはないのではなかろうか。かなり人気があるらしい。日曜日に別の会場でも演奏会があるらしいが、そちらもかなり人気がある模様。

ただ、アンコール1曲目で、まだハープの弦の振動が残っているときに拍手しちゃった人、こらこら。まあ、気持ちは分かるけど…

2007.10.02 Tuesday

秋の弦楽演奏会

日フィルの元コンマスと、その仲間たち(大多数が日フィルの現役奏者)による弦楽演奏会。Vn2+2、Va2、Vc2、Cb1、時おりチェンバロを交えた編成での、秋をテーマにした曲が中心。

曲目は、チャイコフスキー「フィレンツェの思い出」弦合奏版、ヴィバルディの四季より「秋」、デューク「ニューヨークの秋」、ピアソラの「ブエノスアイレスの秋」、アンコールは「星に願いを」。

どの曲も、演奏そのものも、合奏するという点でも、かなり難しそう。最初の曲は、原曲がVn2、Va2、Vc2の曲らしく、それを編曲していました。
奏者たちはさらっと弾いていましたが。通常の演奏あり、アドリブあり、弦楽器って、こういう音も出るんだ、などと言う、新たな発見がありました。
第2部で衣装を変えてきたのも楽しい。

「ニューヨークの秋」では、コンマスのトーク。この曲、"去っていったあの人は、今ごろどうしているのだろう"という曲なのだそうですが、僕も時おり昔のことを思い出します、などと語り、会場の笑いを誘っていました。
ピアソラでは、時おり足を鳴らしながらの演奏。弦楽器で足を鳴らしながら弾くのって大変なんだろうなあ。(ハープだと、小節を数える時に時々やってしまいますが…)
素敵なアンサンブルでした。弦楽に減衰音のハープが入ると、またがらっと音が変わるんだろうなあとも思いましたが、そういう演奏会ってなかなか少ないように思えます。

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