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2019.01.19 Saturday

Invitation to the Dance (orch. Berlioz)

Carl Maria Friedrich Ernst von Weber《Invitation to the Dance》(Aufforderung zum Tanze,) Op.65(orch. Berlioz)
《舞踏への勧誘》はピアノ独奏曲が有名で、オーケストラ編曲はBerlioz版と Weingartner版がある。前者はハープ2台、後者は1台で、後者の方がハープらしい奏法が多い。前者はベルリオーズの他のオケ曲と同様、ハープにピアノで弾くような旋律と伴奏を割り当てており、幻想交響曲にもあるようなピッコロやフルートとハープ2台のユニゾン下降スケールも頻繁に出てくる。(しかも、幻想より速い。)オケによって演奏テンポも様々で、演奏時間が9分台から11分台のものまである。これまで自分が主に聴いてきたのが11分台の音源だったため、今回、本番1週間前になって大多数の音源のテンポが8〜9分台であるという事実に気づき、大変な思いをした。とくに、GPと本番参加のみで臨む場合はどんなテンポで演奏されていても対応できるような事前準備が必要で、探せる限りのいろいろな音源を聴いてテンポの幅を調べておくことも大切だと心に深く刻み込んだ次第。
また、今回はハープ1台で弾くことになったため、2台分を1台で弾くためにスコアを研究して音を合成したりしてみたが、結局スピードが速すぎて2台分を完璧に合成して弾くのは難しかった。(一昨年のエルガー交響曲第1番と同じパターン…。)そもそも、他の楽器と合わせるのが難しい曲だった。ハープ2台だった場合でも、やはり完璧に合わせるのは難しかったかもしれない。アンサンブルの難しさをこれほどまでに痛感したのは久々である。
今日も客席が満席となり、何と、ステージ上に追加の観客席が設けられた。まるでウィーンフィルのコンサートのような。自分の背後にお客さんがいるという状況は初めてかもしれない。緊張した。明日もかなり緊張する仕事の日…嗚呼。

2019.01.19 Saturday

Geschichten aus dem Wienerwald

Johann Strauss op.325《Geschichten aus dem Wienerwald》
ハープは Introduktion と Nr.2,Nr.4,は Tacet。曲開始後、約3分20秒後あたりからが出番で、右手が攣りそうになる音形。Youtubeなどで見てみると 27小節目の左手はオクターヴではなく単音で弾いているハーピストも。確かに低音を弾いても客席には聴こえてこないし、リスクを減らすためにはその方が良いのかも。
全体的に見てそんなに難しい箇所はないものの、第5ワルツの伴奏の左手が少し跳躍するのでそこは弾きづらいかもしれない。
今回、Zither のパートはオケで演奏する事となった。スコアではハープの段に Arpa, später Zither と書かれている。当初、 später の意味が分からず、ハープでツィター風に弾くのかと思って焦った。ハープもツィターも同じ撥弦楽器で弦鳴楽器だが、ツィターは約30本の伴奏用弦と5〜6本の旋律用のフレット付き弦が張られていて、小さな楽器の中にギターとハープがまとまっているかのような外観。Youtubeで実演も見られるが、いかにも演奏が難しそうな楽器だ。

2019.01.17 Thursday

雑感

 明日の夜が初めての合わせ、明後日はいよいよ本番だが、ちょっと風邪気味なので、ついに禁断のエアコンをちょっとだけつけて練習してしまった。コートなしでも楽器が弾けるありがたみを実感。楽器に風が当たらないよう、風向を自分に向けたので髪が舞う。
ところが、弾けば弾くほど途中からうまく弾けなくなってきた。そもそもなぜ音を外すのか…?で、よく考えたらもう外が暗くなっていた。弦がほとんど見えていなかったためだった。今回の曲はとにかく速く、やはり弦が見えないとうまく弾けない事が分かった。まだまだ修行不足。
 そう考えると、盲目のピアニストは本当にすごい事をやっているのだと分かる。楽器は違えど、ラヴェルのピアノ協奏曲のたくさんの跳躍をものともせずに、全楽章ノーミスで弾ききる姿をこの目で見た時の衝撃。ハープのスケールが速いくらいで泣き言を言っているようでは…(汗)。
 前回の演奏会ではチェコとアメリカ、今回はドイツ・オーストリア、次回はフランスの曲を弾くが、前回と今回はペダル操作が少ない事だけは助かる。ところが、次回は手より足の方が忙しいのではないかというほどペダル操作が多い。このうち1曲を弾いた4年前以来、先ほど久々に楽譜を引っ張り出してみると、楽譜はアンテナ記号で真っ赤だった。もう楽譜への書き込みをしなくても良いのは気楽だが、本番まで3週間。4年前より確実に身も心もボケている今、あれを再び思い出して弾けるようになるのだろうか。

2019.01.05 Saturday

Die Moldau

 あまりにも有名な《モルダウ》。1874年作曲。
 スメタナによると、
『ヴルタヴァ川の流れが森林や牧草地を経て、農夫たちの結婚式の傍を流れる。夜となり、月光の下、水の妖精たちが舞う。岩に潰され廃墟となった気高き城と宮殿の傍を流れ、ヴルタヴァ川は聖ヨハネの急流で渦を巻く。そこを抜けると、川幅が広がりながらヴィシェフラドの傍を流れてプラハへと流れる。そして長い流れを経て、最後はエルベ川へと消えていく。』
 実際に曲を聴いてみても、上記の描写が曲とよく合っていて分かりやすい。ハープの出番は決して多くはないが、変イ長調になったところのアルペジオにはなぜか気を遣ってしまう。昔、オケ歴がまだ短くて不慣れだった頃、このアルペジオの時に意外と緊張した記憶がある。そんなに速いアルペジオでもないのだが。(曲の中での待ち時間が結構あるせいか、当時は第1曲目のヴィシェフラド冒頭のソロよりもなぜか緊張した記憶が…本番には魔物が住んでいるというし。)
 話は変わるが、今回の本番は来場して下さった方がとても多く、客席が満席になってしまい、ロビーに椅子を並べて即席の観客席が設けられた。ざっと1,500名ほどは来場して下さったのではないだろうか(?)寒い中、足を運んで下さるのも有難いし、これも、これまでオーケストラの関係者の方々が少しずつ積み上げてきた実績の賜。こちらが楽しんで弾かせてもらっているのも、多くの方々の力があってこそ、である。
 この曲は、中学時代の合唱コンクールで伴奏をやった思い出の曲でもあり、当時の録画も残っている。そこには別のクラスにいた親友がなぜか映り込んでいて、その話し声まで録画されている。この親友はもうこの世にはいないけれど、こうやって名曲はいつまでも変わらずに演奏され続けるのだと思うと、大きな時間の流れを感じる。

2019.01.05 Saturday

Candide Overture

緊張している暇もないほどスピーディーで、2拍子と3拍子が交互に現れたりして楽しい曲。ハープは同じ和音を3回ずつ、とても速く弾く箇所が多いのだが、指が他の弦に接触してしまいやすく他の音が混じってしまう事も多々…。
ペダルも素早く変えつつ、弦の振動も適度に止めなければならないので、ぼーっとしている時間はない。とにかく、緊張する間もなく、あっという間。

2018.09.01 Saturday

Overture to Candide





上は、1960年10月22日、下は1989年12月23日の演奏。いずれもバーンスタイン本人の指揮。
やはり、若かりし頃の演奏は速い!速いのも楽しいけど、円熟味を増した演奏も良い。
スコアもハープのパート譜もまだ見ていないけれど、速いグリサンドが多そう。あと、オケがふとppになるあたりで、可愛らしく弾かないと台無しになりそうな箇所もあるように聴こえる。テンポが速かったら付いて行けるかなあ…。

2018.07.07 Saturday

七夕の本番

本番は無事に終わった。
今回、1,100名を超える方が聴きに来て下さったとの事。暑い中、何と有難いことだろうか。
演奏は自分なりに力を尽くしたつもりだったが、果たして客席にまで届いていたのかどうか。
七夕らしい曲目。アンコールの演出も楽しかった。
チャイコフスキーのロメジュリは改訂版の方が知られているけれど、何度も聴いていると原典版の方がシンプルでしつこくないような気もしてきてしまう。前半のハープが楽だからかもしれないが。
グラズノフは、今回の演奏会で初めて知った作曲家だと言う人を複数見かけたが、同時に、こんな名曲がなぜあまり演奏されていないのかと言っている人もいた。ロシアらしい美しい旋律がなかなか良かった。どうすればあのような美しい曲が作れるのだろう。恐るべしロシア。W杯は惜しかったけど。

2018.06.10 Sunday

グラズノフ 交響曲第7番 Op.77「田園」


Alexander Glazunov (Алекса́ндр Глазуно́в)(1865-1936) の交響曲第7番 へ長調 「田園」Op.77
この動画だと、冒頭が第1楽章 Allegro moderato、8:03から 第2楽章 Andante、17:19から第3楽章 Scherzo: Allegro giocoso、22:51あたりから Finale: Allegro maestoso となっている。
ハープは第2楽章のみ、全部で40小節の出番。ほとんどがアルペジオだが意外と覚えにくい(?)音型のようにも感じられる。第2楽章が終われば、ステージ上で残りをゆっくりと聴けるのは役得である。


第1楽章は1901年、次の楽章は1902年に作曲され、1902年12月21日、グラズノフ自身の指揮により初演された。
1899年からペテルブルク音楽院の教授に就任、1917年まで院長を務め、教育者として学生たちのために献身的に働いた。1928年にソ連を脱出、1936年、70歳のときにパリでこの世を去った。音楽に関しては神童と言われ、一度聴いただけの曲をすべて憶えられたという。

2018.06.10 Sunday

West Side Story Medley (Bernstein arr. Mason)


この曲、ハープの半音操作がとても多い。ペダルが壊れるんじゃないかと心配になるくらい。
弦が切れやすい時期なのでそっちも心配。そう言えば前回これを弾いた時も本番は7月だった。この時はプロコフィエフのロメジュリも演目に入っていて、やはりアホみたいにペダル操作が多かったのに弦は無事だったので、今回も楽器を信じよう。

2018.06.10 Sunday

Ouverture Romeo et Juliette (ver.1869)





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