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2013.04.01 Monday

Calciumの話

先日の演奏会で、慣れないハーモニックスを弾きまくったせいか、右手の人差し指が痛かった。
自転車のブレーキをかけるのにも、お箸を持つ時も、字を書く時にも痛む。何もしなくても痛む。北風がしみる。
ふと見ると、人差し指の第二関節の中指側が赤く腫れていた。

近所の整形外科で待つこと3時間、関節に石灰が付着して炎症を起こしている、との診断。
【私の恥ずかしいありのままの姿…】
右手のレントゲン写真
【局所写真】
人差し指の関節に石灰
分かりづらいが、局所写真に手書きされている部分に石灰が付着しているらしい。
もしも一週間以内に演奏会などがあるのであれば、局所の注射で石灰を抜けば痛みを治すことができるが、どうしますか?と医師から判断を仰がれたが、怖いので、自然治癒を待つことにした。注射コワイ。

湿布と痛み止めの飲み薬を処方されたが、使わずに10日ほど経過したところ、ずいぶん回復できた。

診察してくれた医師によれば、弦楽器を演奏する人がよく「グーパー運動」をしているが、それだけでは不十分で、むしろ指を外側に反らせる訓練をした方が楽器演奏には有効であるとのこと。
生涯現役演奏家を目指す人がグーパーしかやらないのは間違っている、とも主張されていた。

それにしても、右手の人差し指が痛いというだけで、こんなに生活が不便になるとは思っていなかった。
ただ、字を書くのに、Pelikan140がやはりとても重宝した。力を入れずともスラスラ書けて、筆跡も好み。
このPelikan140、この1年間だけで10万字以上もの大量筆記にも楽々耐え、譜面への書き込みも含め、もはや生活必需品となってしまっている。手に怪我をした時にもPelikan140が大活躍することが分かったのは怪我の功名だと思う。

ところで、病院のカルテには関節の絵とともに「Calcium」と書かれていた。
ラテン語で「Calcium」の「calc」はカルシウム、語源となるclaxは「石灰、カルシウム、石」を表す。
「calcul」だと仏語で「計算」という意味になるが、これは昔、石を数えることが計算のもとになったということらしい。「ium」は金属の元素名の語尾である。
指の関節に溜まる場合は「Calcium」で良いが、たとえば腎臓に石が蓄積される場合は「avoir calculs reinaux」と表現する
…という、勉強になるお話をフランス語の先生に聞くことができたのも、怪我の功名だったと言えるのかもしれない。

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