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2013.12.15 Sunday

クリスマスコンサート

今日はクリスマスコンサートにて、くるみ割り人形を演奏。
これを弾くと心の底からクリスマス気分を味わえる。

今回は全曲版ではなく組曲の方なので、ハープは花のワルツ、いわゆる「花ワル」のみの出番となる。
「花ワル」は、"全曲版くるみ割り人形の中の" 他のハープ乗り曲と比較すると最も易しい曲だと言われているが、組曲の場合はやや長い待ち時間のあと、いきなり6th A から 2nd E までの高速アルペジオ往復に続いて長いソロなので、私にとっては何度弾いても慣れないオケ曲の一つである。

やはり冬に弾く機会が多い曲なので、寒さで体も固くなり、手も冷えて動きづらくなりがちな時に、助走もなしに速く細かい動きが必要であることも慣れない理由のひとつである。
また(この曲に限らないが)、いろいろあってネガティブな気分になっている時期だと、序曲、何とかの踊り、ナントカの踊り…(全部降り番)の待ち時間のあいだについ余計なことを考えてしまい、ネガティブな気持ちがどんどん増幅されてしまい、とても "踊るような気持ち"になどなれぬままアルペジオに突入することになってしまう。

その点で、今回の指揮者の方は良かった。ベルリンフィルかどこかのオケでは、あるコンサートの時にホルン奏者がハープのカデンツァに聴き惚れてしまい、思わずズッコケてホルンを壊してしまった…という話をされて場を和ませてくれたのも良かった。まあ、私のカデンツァの場合はみんなが別の意味でズッコケるんだろうけど(汗)。

今回はクリスマスコンサートと言う事でサンタ帽を被って演奏したが、演奏中に落っことすこともなく、ハープの木と帽子との摩擦帯電で髪が逆立つこともなく、サンタになった気分で弾くことができた。

この「花のワルツ」は、練習番号Kの短調に転調する部分から、やがて長調に戻って終盤に向けて急いていくところがとくに好きである。また、なぜだか分からないが、聴けば聴くほど、その部分がとあるソクーロフ映画の終盤へのシーンとオーバーラップしてしまう。「エルミタージュ幻想」で、華やかな舞踏会が終わり、紳士淑女たちがザワザワと螺旋階段を降りて行く中、外交官キュスティーヌの亡霊が貴婦人を追いつつも、やがて消えていき、そのまま大海原のシーンへと移り変わっていくという、美しく少し寂しいシーン。いいなあ。来年はキュスティーヌの本も読んでみたい。


演奏会が終わったちょうどその頃、別の場所で世田谷パブリックシアターのイベントステージ出場のための抽選会が行われていた。帰宅して問い合わせると、自分のグループはラッキーなことに当選していた。有難いことである。本を読む前に戦局…選曲会議が必要か。

23:50 | le concert | - | - | |

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