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2016.09.03 Saturday

Xavier de Maistre ハープリサイタル

数年ぶりに、メストレのリサイタルへ。

楽器はLyon&Healy Salzedo モデル。共鳴板の下の方が曲線になっていない、直線的な形と模様。
ペダルはLyon&Healyの他のモデルと同じような形に見えた。
ステージの上には、ハープと椅子(とチューニングハンマー)だけ。
これだけ多くの難曲を全部暗譜で弾いてしまうところは実に驚くべきことである。

今回演奏された曲は、下記のとおり。

1. グリンカ:歌劇『魔笛』の主題による変奏曲 変ホ長調
Glinka:Variations on a Theme from"Die Zauberflote"in E-flat major

2. 夜想曲 変ホ長調
Nocturne in E-flat major
とてもロシア的な美しい旋律。左手がきっと弾きづらい音型なのだが…器用だなあ。

3. ペシェッティ(X.ドゥ.メストレ編):ソナタハ短調
Pescetti/X.de Maistre: Sonata in C minor
第1楽章 アレグロ・ヴィゴローソ
第2楽章 アンダンテ・エスプレッシーヴォ
第3楽章 プレスト

4. ハチャトゥリアン:2つの小品より
Khachaturyan: Two pieces
第1曲: 東洋的な踊り Oriental Dance
A音でチューニングしてすぐ弾き始めたので、一瞬、曲の最初がどこだったのか分からなくなった。

第2曲: トッカータ Toccata
共鳴板?を叩く力がしっかりしていて、二階席までとてもよく聴こえた。

5. フォーレ: 即興曲 変二長調 op.86
Faure: Impromptu in D-flat major op.86

6. E.パリッシュ= アルヴァース:大幻想曲「マンドリン」 op.84
E.Parish=Alvars: 'La Mandoline' - Grande fantasie op.84

7. A.カプレ:2つのデイヴェルティスマン
A.Caplet: 2 Divertissements
第1曲 フランス風 a la Francaise
第2曲 スペイン風 a l'espagnole
おそらく超絶難しい曲なのだと思うが、一気に弾ききった。
特殊奏法も多いし、他の曲ではほとんど聴こえてこなかったペダルチェンジの音がここでは時々すごく聴こえた。

8. ドビュッシー(H.ルニエ編):2つのアラベスクより第1番 ホ長調
Debussy/H.Renie : 2 Arabesques No.1 in G major
ピアノで弾くと中級レベルの曲でも、ハープで弾くと難しい…のに素晴らしい。

9. ベルガマスク組曲より「月の光」
Suite Bergamasque Clair de Lune
5年ほど前に飛行機の機内音楽番組でメストレのこの曲を聴いたが、今日の演奏は少し速めのテンポのように思えた(?)


10. スメタナ(H.トゥルネチェク編):交響詩『わが祖国』より「モルダウ」
Smetana/H.Trnecek: "The Moldau" from "My Country"
やはりラストはこの曲。鍵盤楽器でもないのに、このたくさんの音符をこの速さで弾けるなんて!

アンコール
・Dieudonné-Félix Godefroid (1818-1897)
  Carnaval de Venise : op.184 (1880)
  ピアノ曲を編曲して弾いたのかな(?)

・ALABIEFF, Alexandre = F.Liszt = H.Renie
rossignol
アリャビエフの歌曲のモチーフをリストがピアノ用に編曲して、さらにルニエがハープ用に編曲か(?)


終演後、ロビーでCDを購入したら、CDケースにメストレがサインをしてくれるとの事。
ロビーではおもにハイドンのCDが販売されていた。
私がロビーを出てすぐ、サインを待つ人の長ーい行列から拍手が起こっていたので、きっとメストレ氏が登場したのだろう。
本日のメストレ氏はステージではひと言も喋らなかったが、愛想もよく、ブラボーと叫びながら立ち上がるご婦人にも笑顔で手を振っていた。

23:55 | le concert | - | - | |

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