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2017.11.25 Saturday

Peer Gynt Op.23

Edvard Hagerup Grieg (1843-1907) Peer Gynt Op.23
ノルウェーの劇作家ヘンリク・イプセン(Henrik Johan Ibsen  1828-1906)が1867年に書いた戯曲をもとに、グリークが劇音楽を作曲、1876年にオスロで初演された。

今回のハープの出番は下記である。
・婚礼の場で〜前奏曲(I Bryllupsgården)
・魔王の娘の踊り(Dans av Dovregbbens Datter)
・ソルヴェイグの歌(Solveigs Sang)
・ソルヴェイグの子守歌(Solveigs Vuggevise)
最後の子守歌には元々ハープは入っていない。この演目は10年ぶり2回目の演奏だが、1回目の時の指揮者の方がハープパートを新設したのだ。そして、このハープはペダルチェンジがものすごく多い。鬼門である。

wikipediaによると、”自由奔放なペール・ギュントが旅に出て年老いて帰ってくるまでの物語” とある。要するに股旅物みたいなものかと思っていたら、そんな人情あふれる物語でもないらしい。
ハープの出番は、自己中なペールが誰かの結婚式から花嫁を奪取する時の曲(但しひと晩で飽きて捨ててしまう)、ペールを王と信じて騙された娘の踊りの曲、それでもペールを待ち続ける健気なソルヴェイグの歌、ペールがソルヴェイグに歌を歌ってもらいながら天に召される時の曲(曲名は子守歌となっているが子守の歌ではない)の計4曲という事になる。
北欧作品と言えば、白鳥とか吟遊詩人とか伝説を真っ先に思い浮かべる。このペールギュントは、音楽はともかくストーリーは非常に人間臭い北欧作品。日本の戯曲や芸能との違いは一体どこにあるのだろう。「自分さがしの旅」と言えば、能の「邯鄲」のテーマでもあるけれど、同じようなテーマの作品でも東洋と西洋とでは何かが大きく違う。ペール・ギュントも「夢オチ」だったりするのであれば、あの世に行く時の曲を演奏するハープ弾きとしても多少は気楽に弾けるのだが(笑)。
曲そのものは管楽器や打楽器の聴きどころも多いので、降り番の多い編入楽器として楽しみではある。

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