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2018.03.14 Wednesday

エンディングノート

この世に生まれた瞬間から死へのカウントダウンが始まっている。
頭の中では分かっているつもりだが、周囲で10代から50代の逆縁がこうも続くと、やはりやり切れない。神様はいないのか!と電話口で泣かれるのも心苦しい。

だが、遺族はもっと辛いうえに、関係者への連絡や通夜、葬儀など、諸々を粛々とこなさなければならない。
とくに、若い人が亡くなった場合は両親が関係者に訃報を知らせることになる。若いと対象人数も多くなるが、両親が子供のパソコンや携帯のパスワードを知らず、中身を見ることができないので交友関係が把握できず、通夜までの日数が限られている中で連絡に苦労しているケースも多いようだ。

パソコンの場合、ハードディスクだけ取り出して別のパソコンに入れたら中身を見ることが出来たというケースもあった。
故人がTwitterやFacebookなどのSNSをやっていた場合は、遺族がログインして関係者に連絡していた。但し、SNS経由だと特別に親しい人から仮想空間だけのごく浅い交友関係に至るまで平等に連絡が届くことになってしまう。結果として、親しかった人は通夜に行くし、それほどでもない間柄の場合は供花を送る、というケースもあった。

自分の場合、携帯やPCのパスワードは身内には知らせてあるし、クレジットカード、銀行口座や保険関係も一ヵ所にまとめて書いてある。楽器に関しては、価値が分からない業者に二束三文で売られてしまうのは納得できないので、自分の死後どうするかは書いておかねば、と思っている。しかし、それを書いてしまうと本当にあの世に呼ばれそうな気もするので、今はまだ書いていない(笑)。
通夜や葬儀では、以前はラヴェルのピアノ協奏曲ト長調第2楽章を流して欲しいと思っていたが、遺族にしんみりされるのも何なので、明るく楽しい曲にしてもらいたい。何がいいだろう。
誰に連絡してもらうか、これは自分も含め携帯所持者の場合、携帯のアドレス帳が手掛かりになるだろう。 遺族の立場にしてみれば、携帯のアドレス帳に載っている人に片っ端から連絡を取るだろうから、昔のごく浅いつながりの業者さんなど、連絡する必要のない連絡先データは消しておいた。でも、やはりちょっとだけ不便だ。
こうやって考えると、携帯はエンディングノートとしても機能するわけだ。願わくば、携帯のアドレス帳には「死後、連絡を取ってほしいかどうかフラグ」チェックボックスや「相手に伝えたいメッセージ」欄も設けてほしい。後者は備考欄で代用できるかな。あと、携帯のアドレス帳からハガキの宛名印刷が直接、簡単にできたら便利なのだが。

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