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2019.01.05 Saturday

Die Moldau

 あまりにも有名な《モルダウ》。1874年作曲。
 スメタナによると、
『ヴルタヴァ川の流れが森林や牧草地を経て、農夫たちの結婚式の傍を流れる。夜となり、月光の下、水の妖精たちが舞う。岩に潰され廃墟となった気高き城と宮殿の傍を流れ、ヴルタヴァ川は聖ヨハネの急流で渦を巻く。そこを抜けると、川幅が広がりながらヴィシェフラドの傍を流れてプラハへと流れる。そして長い流れを経て、最後はエルベ川へと消えていく。』
 実際に曲を聴いてみても、上記の描写が曲とよく合っていて分かりやすい。ハープの出番は決して多くはないが、変イ長調になったところのアルペジオにはなぜか気を遣ってしまう。昔、オケ歴がまだ短くて不慣れだった頃、このアルペジオの時に意外と緊張した記憶がある。そんなに速いアルペジオでもないのだが。(曲の中での待ち時間が結構あるせいか、当時は第1曲目のヴィシェフラド冒頭のソロよりもなぜか緊張した記憶が…本番には魔物が住んでいるというし。)
 話は変わるが、今回の本番は来場して下さった方がとても多く、客席が満席になってしまい、ロビーに椅子を並べて即席の観客席が設けられた。ざっと1,500名ほどは来場して下さったのではないだろうか(?)寒い中、足を運んで下さるのも有難いし、これも、これまでオーケストラの関係者の方々が少しずつ積み上げてきた実績の賜。こちらが楽しんで弾かせてもらっているのも、多くの方々の力があってこそ、である。
 この曲は、中学時代の合唱コンクールで伴奏をやった思い出の曲でもあり、当時の録画も残っている。そこには別のクラスにいた親友がなぜか映り込んでいて、その話し声まで録画されている。この親友はもうこの世にはいないけれど、こうやって名曲はいつまでも変わらずに演奏され続けるのだと思うと、大きな時間の流れを感じる。

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