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2019.04.02 Tuesday

三浦按針

 長崎県平戸市崎方公園内の三浦按針墓地で出土した人骨が、ミトコンドリアDNA分析でヨーロッパ人男性と断定したというニュースを見た。
 三浦按針の本名はウィリアム・アダムスといい、1600年、オランダ船リーフデ号で大分県臼杵市に漂着、徳川家康から外交顧問として重用された。日本に初めて来た英国人とされる。祖国への帰国もかなわず、1620年にこの世を去った。
 平戸市によると、1561年から1640年までに平戸で死亡した70人の外国人のうち、1590年〜1620年に死亡したのが三浦按針を含む英国人とオランダ人の計10人。DNA分析から死亡時期が一致、按針の墓である可能性がより高まった、とある。
 そもそも、墓の発掘に至るまでの経緯がどこにも書かれておらず分からないが、按針の子孫も捜されているなど、調査研究の対象になっている重要人物である事がよく分かる。按針は日本人女性との間に息子ジョゼフと娘スザンナがいたというから、現在も日本のどこかに子孫がおられる可能性もなくはない。但し、息子ジョゼフの方は生涯未婚だったそうだ。また、按針は日本に漂着する前、英国でも結婚していて2人の子がおり、妻の名前も分かっているというから、そちらの系統からも捜せるかもしれない。
 ただ、年代から計算すると、日本に子孫がおられるとしても、按針の血は多くても2048分の1程度。複数人見つかったとしても10th cousinより遠い血縁となるはず。DNA分析を以てしても按針本人が特定できない上、按針の日本人妻の事もよく分かっていないらしいので、科学的に子孫を探すのはかなり難しいだろう。
 あるDNA分析サービスのwebサイトを見ると、日本人の場合「日本人100%」という結果が出た人と、「日本95%程度、あとは中国、アジア他」といった結果が出る2パターンがほとんどのようだ。国籍が欧米でもDNAは完全に日本人という日系人は多く見かけた。なので、日本人と欧米人の比率が 1:0.000488125 という人が今後出てきたら、按針の係累である可能性もわずかながら出てくる…が、やはり、かなり少ない可能性だ。

23:58 | histoire | - | - | |

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