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2019.04.27 Saturday

BONE MUSIC展

レントゲン写真レコード
初日の今日、さっそく見て来た。
ロシアがまだソビエト連邦だった頃、国家は音楽を含めたあらゆる文化を厳しく検閲し、統制してきた。ジャズやロックなど、西側諸国に関わる文化、時にはロシアの一部の音楽でさえも徹底的に排除された。
今、携帯やPCさえあれば、24時間いつでもどこでも世界中の音楽が聴けるような環境にいる者にとっては想像すらできない世界。
そんなソビエト時代、病院で不要になったレントゲン写真を丸く切り取り、溝を掘り音楽を刻んだレコードが秘密裏に作られていた。製作が発覚した者は容赦なく投獄されたという。
他にも、プラスチックや絵葉書のレコード、様々なソノシート、風刺ポスターに至るまで、いずれも滅多にお目にかかれないような展示が多く楽しめた。
時代背景は違うとしても、情報も統制され、物もなく不自由な環境下であっても、工夫を凝らして何が何でも音楽に触れたいという思いは、沖縄のカンカラ三線にも通じるものがあるように思う。
bonemusic展
これらは、パッと見、レコードだなんてまず分からない。レントゲン写真レコードの実際のサウンドも聴けたが、想像していたよりはるかにクリアーな音だったので驚き。


会場に向かう途中、旧ソ連について熱く語り合う2人連れの女子とすれ違った。確かに、ソビエトに興味がある人にとってはたまらない企画展であろう。
今日は10連休初日のはずだが、原宿のキャットストリートも渋谷の街も、それほど大混雑はしていなかった。外国人が多いのは相変わらずだが、日本人はむしろ、今は東京から出てしまっているのかもしれない。

16:00 | histoire | - | - | |

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