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2006.02.19 Sunday

ヘンデル《ハープ協奏曲 変ロ長調 作品4-6》

ヘンデル(1685-1759) Georg Friedrich HAENDEL

《ハープ協奏曲 変ロ長調 作品4-6》

■仏題: CONCERTO EN SI BEMOL Pour Op.4 No.6. pour harpe et orchestre
■献呈:
■作曲:
■初演: 1736年2月19日、ロンドンのコヴェント・ガーデン劇場で初演されたオラトリオ《アレクサンダーの饗宴》の上演に際し、幕間に演奏された。演奏したのはウェールズ出身の若手ハーピスト、ウィリアム・パウエル。
■出版: 1738年、ロンドン
■編成:

■演奏時間: 約13分(4+6+2.5)


この曲は、「ハープ協奏曲」というジャンルの初めての曲として、とても大きな価値を持つと言われている。
ヘンデルは1738年、ロンドンで出版した《オルガン協奏曲集》に第6番として
含めており、そのため、オルガンの演奏として聴く機会も多い曲なのであるが、実はその2年前にヘンデルはこれをハープ協奏曲として書いた、という異稿(遺稿?)が残されている。

なお、当時はオラトリオなどの幕間に協奏曲を演奏する慣わしがあり、この曲もオラトリオ《アレクサンダーの饗宴》の初演時、幕間に演奏されたという。ロンドンにおいては、当時、オペラが次第に不人気になってきており、ヘンデルは次にオラトリオに取り組むことにしたのである。そして、この試みは成功したのであるが、聴衆はヘンデル自身が演奏する、幕間のオルガン協奏曲を非常に楽しみにしていたという。
ところが、ここでは、オラトリオそのもののクライマックス部分にオルガンが登場するため、その効果を半減させないためにハープ協奏曲が演奏されたようである。

世に数多出回っている音源によって当然の事ながらカデンツァや演奏譜面が異なるが、最近の日本の演奏家のCDは、大抵グランジャニー編を弾いているような気がする。
(私はサルツェード編しか弾いた事がないが、こちらの方がグランジャニー編よりも弾きやすいような印象だった)。
比較的古い音源や世界中のCDを探すと、原典版をほんの少しだけ変えて弾いているものも多いが、その場合はやはりテンポがかなり速い。


【. アンダンテ・アレグロ】

変ロ長調、4分の4拍子。
活発に歩く調子で。

【. ラルゲット】

ト短調、4分の3拍子。
平行調のト短調で、ハープの独奏が続き、終わりには華麗なるハープカデンツァ、そして合奏による半終止、終楽章へと続く。

カデンツァは、ラスキーヌやマリア・グラフォヴァが弾いている短いバージョンもあれば、お洒落なサルツェード版、ドラマティックなグランジャニ編(吉野直子氏や竹松舞氏のCDでお馴染み)などがある。


【. アレグロ・モデラート】

変ロ長調、8分の6拍子。


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2014/10/19 4:35 AM by -

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