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2006.12.23 Saturday

シューベルト

日本の海をこよなく愛したマイヨール(1927/4/1〜2001/12/23)は、与那国島海底遺跡を見て、こう語ったという。
「まるで優れた芸術家が放置した作品のようだ。指揮者が途中で指揮をやめてしまった演奏会のようでもある。思わず、シューベルトの未完成交響曲に思いを馳せずにはいられない」

ピアノ弾きの知人はよく「シューベルトは私には『まだ』難しい。ソナタ21番を弾けるようになりたい」などという言い方をする。技術的な面もさることながら、どこか別世界に存在する神秘的で難解な曲のように思われているようだ。

2006/12/21(木)日経新聞の夕刊にて、「大作曲家、晩年の別れの曲」というコーナーがあり、評論家の海野弘氏がシューベルトの「冬の旅」について語っていた。
"「美しき水車小屋の娘」が人生の春の歌だとすれば、「冬の旅」はまさに、もどってくることのない道へと旅立とうとする冬の歌なのだ" とある。

1827年、ベートーヴェンの葬儀に参列したシューベルトは、当時「冬の旅」の作曲のために心身をすり減らしており、憔悴しきっていた様子であったため、友人たちは心配したという。
この歌曲集を作った1828年、シューベルトは31歳の若さでこの世を去った。

録音の秀作として、下記3点が挙げられていた。いずれも現役歌手のデジタル録音。

「ドイツの伝統を踏まえつつ、若者らしい瑞々しさで際立つ」

シューベルト「冬の旅」 ASINB0000ZP4RY




「同じドイツ人でも、密室の濃厚な空間の中で、旅人の心理を読み込むかの趣がある」

シューベルト「冬の旅」




「より開放された世界に向け、振幅の大きな感情を吐露する」

シューベルト「冬の旅」



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