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2018.12.25 Tuesday

ハープにエアコンが直当たりしない方法はあるのか

膝と腰を痛めてしまったようだ。
夏も冬も、エアコンもヒーターもつけずに楽器練習をしているのだが、冬はさすがに寒いので、コートを着て弾いたりする。それでもやはり寒いので、無意識のうちに不自然な姿勢で弾き続けていたのかもしれない。
おまけに、今日は電車の遅延や所用のため、想定外の距離を歩き、階段を昇り降りしたので、夜になると途中で歩けなくなってしまった。
年明けすぐの、複数の本番を乗り切れるだろうか。
かと言って、自分の快適さを求めてエアコンをつけると風がハープを直撃してしまうので、それだけは避けたい。
楽器ごと入りそうな、大きなぼっちテント(メッシュ付きのタイプ)がないか探してみたが、やはり高さが1.6mくらいなので、ハープの支柱1.8m以上は入らない。そもそも、奥行きのサイズも足りなさそう。
やはり、天蓋付きベッドにあるような薄いカーテンで練習スペースを覆うのが良いのだろうか。ちょっと、いや、すごーく怪し気な光景になりそうだが。
ぼっちテントとハープ♪

21:00 | Harpe | - | - | |
2018.12.23 Sunday

お雇い外国人ポール・セーゲル

1869(明治2)年に来日した、海軍省のドイツ(プロシア)人技術者、ポール・セーゲル(Paul Seger。 Seegerとも)。日本の文献にはセイガイ、セーカ、など、いろいろな表記で書かれている人物のようだが、本当にこれら全てが同一人物を指しているのかどうかは調べきれていない。

Meiji Portraitsのサイトによると、下記の事が書かれている。
==
R. Menger の代わりに来日したセーゲルは、横浜居留地163番の Mengerのオフィスで働いた。1871年にGeorg Adolf Greeven が来日したとき、築地居留地14番に Greeven, Seger & Co.を設立した。
1872年、セーゲルは教師として日本政府との雇用契約を締結。1873年には会社を解散して、E.Knipping と彼の前のパートナーG.A.Greeven は彼の同僚となった。
セーゲルは1872年10月1日、6ヶ月間ドイツ語教師として文部省と契約、後に開成学校で力学を教えた。契約は延長され、契約が終了したのは1874年4月30日のことだった。
外国人従業員のリストには、セーカ という記載のものがある。これは P.Seger だと考えられている。この仮定に基づくと、彼は1874年9月10日から1年間、海軍省に造船技師として雇われ、鹿児島で仕事をした。
彼がその後も日本にいたという記録はない。彼はペルーに農場を所有していたが、暴動で撃たれ、悲劇的な最期を遂げたと言われている。
==
日本語の文献でセーゲルらしき名前が登場するのは、下記の通り。

■藤永田278年 藤永田造船所編 1967年出版
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I014226795-00

■藤永田278年補遺 永田常次郎 著 2001年出版
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002995787-00

■太政類典第2編第68巻外国交際11外入(明治7)9月10日 (国立公文書館デジタルアーカイブ)
件名: 鹿児島県下製造所ニ於テ孛人セーカ雇入
「海軍省鹿児島県下製造所に於いて諸艦船修復のため外国人セーカを雇入」

海軍省上請
"外国人セーカ右は造船家の者に候 鹿児島県下当省所轄製造所に於いて臨時諸艦船修復のため同所へ差遣し置き度候て此際年限1カ年と相定め給料1カ月200ドルを以て相雇度候至急御許容被成下度此段上請仕候也9月5日"(以下省略)

http://www.digital.archives.go.jp/DAS/meta/listPhoto?XSLT_NAME=frame&NO=54&BID=F0000000000000000415&IS_STYLE=default&IS_TYPE=PDF&LANG=default&ID=M0000000000000845594&act=&GID=&IMG_FLG=&TYPE=AJAX

■東京都「都市紀要4」より 築地居留地31番 ビ・セーゲル
「明治5年7月10日より 独 ビ・セーゲル 海軍省」との記載あり。

「築地にあった洋式造船所の位置図」(明治5〜16年頃)
海軍製鉄所の隣に "セイガイ木下造船所" が存在。

■「日の丸船隊史」より神戸丸(電信丸)の消息
邦人の手で造られた鉄船としては、明治4年佐渡の戎港で新潟税関が外国の設計による鉄船新潟丸(64総頓)を造り、その翌年2月には大阪の川崎新田で興讃丸(121総頓) 同6年には東京築地のセイガイ木下鉄工所で神戸丸(251頓 後に電信丸と改称)ができ、さらに明治14年には阿波の徳島で効鉄丸(108頓)が造られた。

23:00 | histoire | - | - | |
2018.12.23 Sunday

いきなり!カードロック

一昨日にお店で買い物をして、某社のクレジットカードを使おうとした。
暗証番号を入力した際、1回目で失敗してしまい、エラーが出た。
2回目の入力ではうまく行った…ように思われたが、その直後に別のエラーメッセージが出て、このクレジットカードは使えないようです、と店員の方が仰った。
利用履歴や残高などは常に管理しているので、エラーの理由には全く心当たりがなかったが、あまり深く考えず、結局その場では現金で支払った。
(本当はこの時点でカード会社に電話して問い合わせるのが正しい対応だったようだ。)

そんなことはすっかり忘れていた今日、件のクレジットカード会社から電話がかかってきた。
一昨日、カードで買い物しようとしましたね?と聞かれ、はい、と回答した。
他にも、今月に入り数回、カードで買い物しましたね?と聞かれ、はい、と回答。
先週、フランスでカードを使用して買い物をされていますね?と聞かれ、はい、と回答(Fnacで本を買っただけなのだが…)。
そこまで質問が続いたあと、カード会社の人は謝罪しながら、最近カードが不正利用される事件が相次いでいるので、一昨日の買い物時にはカード利用を一時的にロックさせて頂きました。でも、不正利用されている形跡がないことがこの電話で分かったので、ここでロックは解除しました、と説明された。

こんな理由で、カードがいきなり使えなくなることがあるのだと、初めて知った。
ほんの数日間で、日本とフランスで買い物した(ように見える)点で、カード会社の独自の判断でロックされる事、果たして有難いことなのか、どうなのか。
ただ、確かに周囲の人が、カード利用明細の中に、たまによく分からない利用履歴が混じっているとか言っていたのは聞いたこともある。いずれも小さな金額ばかりなのだそうだ。本人が利用を忘れているだけかもしれないが、気付かず不正利用されている可能性もある。
休日にも関わらず、このような電話をかけ続けているのであろうコールセンターの人には頭が下がる。生活が便利になっても、犯罪は巧妙化して、別のどこかで対策のためのコストが発生する。進化し続けるキャッシュレス社会に、果たしていつまで付いていけるのか、ボケ始めている自分にはちょっと不安である。

2018.12.18 Tuesday

犬鳴村

犬鳴村がついに映画化〜2020年公開!(東映)と聞き、驚いた。
犬鳴村という村は実際には存在しない。超常現象などよりも人間の方がよほど怖い事だってあるし、ホラーには興味がないのだが、あのトンネルを出てすぐの場所で小規模な交通事故に巻き込まれたこともある身としては、ちょっとだけ気になる映画化である。

確かに、雪の影響などで八木山峠が越えられない時に迂回して、生温かい靄がかかった中にナトリウムランプがぼうっと鈍い光を放っている犬鳴トンネル内を通った時など、いつも何とも言えない気持ちにさせられたものだ。

全国ネットのテレビ番組や地元のラジオ番組でも長年取り上げられ続けてきた有名な場所で、実際に行ってみて怖くなかったと言っている人は、少なくとも周囲には一人もいなかった。某巨大掲示板が登場して間もない頃も、やはりこの犬鳴の話題で盛り上がっていたのを見たことがある。

県外から来た人に頼まれ、車で連れて行った事もある。おどおどしながら草むらを歩いていた連れが、ギャっと叫んで飛び上がった。その足元を見ると、青白い顔をした女性の生首…のマネキンがあった。
誰かが置いたらしかった(笑)。

余談だが、かつて、ここからそう遠くない場所でミステリーサークル騒ぎが起こった事もあった(「日本でのブーム」の項)。
あの騒ぎで、物理学とは縁遠そうな長閑な田園地帯で、ある物理学者の名前が一気に有名になったものだった。
目の錯覚に過ぎないが、ゆうれい坂(どう見ても下り坂なのに、車が上に向かって動き出す)なんてのもあったし、人の心をざわつかせる場所というのは全国にあるのだろう。逆に、よくパワースポットなどと呼ばれるような、エネルギーが満ちあふれていそうな場所も存在する。一体何が違うのだろう。両者には科学的に説明できるような違いがあるのだろうか。

00:00 | Fukuoka | - | - | |
2018.12.12 Wednesday

フランス語のネットショッピング用語

2013年11月に書いたはずの記事をアップロードし忘れて、気付くと5年も経過していた…
もう古くなっている表現もあるかもしれないが、そこは今後更新していく事にして、とりあえず覚え書きとしてアップ!

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Téléphone portable** 携帯電話(の番号)
Téléphone Fixe** 固定電話(の番号)
Valider 確認する
Vous devez saisir au moins un numéro de téléphone valide pour votre pays.
あなたは少なくとも1つ以上の、あなたの国への確実な電話番号を記入しなければなりません。
Exemple : 50151515. Pour une livraison hors France métropolitaine, merci de renseigner votre téléphone sans "00", sans indicatif pays et sans espace.
例:50151515 フランス首都圏外への発送のために、”00” 抜き、国番号抜き、スペースなしで入力して頂けますようお願いします。
Modifier 修正する
Supprimer 消去する
Adresse de livraison 発送先住所
Adresse de facturation 請求書(送り状)の発送先住所
Emballage cadeau? プレゼント包装ですか?
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Titulaire de la carte* : カード名義人
Numéro de la carte* : カード番号
Date d'expiration (mm/aaaa)* : 有効期限(月/西暦年)
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ville 町
pays 国
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date de naissance 生年月日
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06:00 | français | - | - | |
2018.12.09 Sunday

ワイヤレスイヤホン

ワイヤレスイヤホン
買ってしまった。
おかげで、合奏の個人練習が格段にやりやすくなった。
これまでは有線イヤホンを使っていたので、耳に付けた状態でハープやピアノを弾くとコードを楽器に引っ掛けてしまったりして、面倒だし肩は凝るしでモチベーションがだだ下がりだった。
かと言って、スピーカーから音を出すと、クラシック曲なんかだととくに音量の幅が大きいので、近所迷惑にもなりかねない。夜の練習などはとくに、イヤホンかヘッドホンの方が安心して臨める。
また、オーケストラの音源はハープの音がよく聴こえないものも多い(=予習が難しい)けれども、イヤホンを変えたら前よりよく聴こえるようになったのも大助かりである。

23:55 | Harpe | - | - | |
2018.12.06 Thursday

いきなり!圏外

仮寓の契約や移動手段の確保、関係各所への連携…などで携帯を使いまくっていたら、いきなり圏外になった。
通信制限をやらかしたのかと一瞬思ったが、学割も使ってるし、大丈夫なはず。
たまたま仕事帰りだったので通り道のソフトバンクに立ち寄ったら、こちらは一言も発していないのに、スタッフの人が「通信障害です」と教えてくれた。(なぜかその人はauの法被を着ていた。)

今月は諸々の契約で、ネット決済が続いている。そんな中、周囲でPayPayの100億円キャンペーンが話題になっている。当たった♪と喜んでいる声も多く耳にした。
最初怪しげに思った自分は「よく見て。ソフトパンクとかカフーとか書いてない?」などと毒づいていたのだが、まさか本当にパンクするなんて。ソフトバンク。
現時点では通信障害と100億円に関連があるのかどうかは分からないが。

師走は慌ただしく、あえて頭の中をリラックマモードにしてあるので、契約の決済にも100億円キャンペーン使えないかな〜☆などとダラダラ考えつつもまだ決済していなかった。今回、決済関係では通信障害の影響は受けずに済んだ。携帯からのカード決済の最中にいきなり圏外になろうものなら、少なからず焦ってしまったことだろう。
(そう言えば昨年ハープを買った際、カード決済は受け付けていないと言われ(→ポイント貯めるチャンス!だと思ったのに…笑)、ちょっとドキドキしながらネット銀行で振込したものだ。楽器購入はやはり現金が売主に喜ばれるようだ。)
しかし、これほどまでにインターネットに頼っている生活をしていたら、電源と通信に不具合が起きた時点で詰んでしまう。スケジュールとお金(終活も)はアナログ管理も大切であると再認識した次第。

2018.12.03 Monday

L'arc de triomphe de l'Étoile , Île de Sainte-Hélène

凱旋門
今は燃料税抗議デモでこんなに長閑ではなさそうだが…
歴史ある街の石畳を歩いていると、その荘厳な空気の重みに圧倒されそうになる。

凱旋門は1806年、ナポレオン軍の勝利を記念して、ナポレオンの命により建造が開始された。その後没落してアフリカ大陸から2,800kmも離れた絶海の孤島、セントヘレナ島に流されたナポレオンが凱旋門を通過できたのは、死後40年が経過してからの事。
セントヘレナ島と言えば、2017年10月にセントヘレナとヨハネスブルグを結ぶ定期便が就航し、往復で800ポンド(11万9000円程度)で行けるようになった。週に1便のみだが、運航時間は6時間。セントヘレナ空港がなかった時代は、ケープタウンから船で5日間かかっていたし、そもそも200年以上前、ナポレオンはイギリスのプリマスからセントヘレナまで護送される航海に2ヵ月間を要したというので、この絶海の孤島は確実に近くなってきている。

23:00 | français | - | - | |
2018.12.01 Saturday

寓居に関する覚書

城山から桜島を望む
東京から神戸の不動産会社に問い合わせて鹿児島市のウイークリーマンションを探すのはこれで2度目となる。
前回契約したのは1年半以上前だったが、ボケが進行しているせいか費用の計算方法をすっかり忘れてしまったため、今回はここに覚え書き。

ウイークリーマンションの場合、賃料、光熱費、管理費に日数を乗じた金額に加え、清掃費、契約手数料、寝具代が契約の都度必要となる。
物件により千差万別ではあるが、例えば鹿児島中央駅至近の1Rだと、25泊で約15万円、1ヵ月契約だと16万4000円程度。28泊を超えたところで1ヵ月契約の金額を上回ってしまうようなので、27泊〜29泊の場合は月契約にした方が良さそう。
まな板や包丁などの生活用品、ドライヤーなどの家電が必要になる事もあるが、鹿児島中央駅にはビックカメラもあるので労せず買うことは可能。
近隣の東〇インやAP〇ホテルだと1泊5,500円くらいなので一見安く抑えられそうだが、ホテルの場合、洗濯や炊事がやりづらいのと、連泊する際に部屋を移動しなければならなかったりするので、荷物が多いと面倒。
ウイークリーマンションだと値下げ交渉をした事はあるが、ホテルだとそんな事はできるのか…?おそらく無理だろうなあ。

今はどうなのか分からないが、市内のバスや市電ではpasmoが使えなかったので、小銭は必須。
鹿児島は史跡も多いし、自然豊か。その上、少なくとも街で話した何人かの人はみんな心温まる人ばかりで、疲れた心には旱天の慈雨にも思えるほどだった事はよく憶えている。仮寓とは言え、やはり人的環境って大事。

2018.11.27 Tuesday

Sofia Kiprskayaハープリサイタル

ソフィアキプルスカヤ氏のCD
サンクトペテルブルク・マリインスキー歌劇場管弦楽団の首席ハーピストである、ソフィア・キプルスカヤ氏のハープ・リサイタル。
超絶技巧で、しかも熱い。
ロシアのあまり知られていない作品の演奏も聴ける希少な機会だった。
ハーモニックスをあのスピードで連打できるなんて。
なぜこれだけの難曲たちを暗譜で弾けるのだろう。
途中でチューニングなどはしていなかったが、最後まで音程が安定してる楽器も素晴らしい。
冒頭で、ちゃんと日本語で挨拶してくれるところも素敵。

・J.S.バッハ/トッカータとフーガニ短調BWV565
 ハープソロ版もかっこいい。要所で弦の下の方を弾くなど、メリハリのある構成。
・ツァーベル/噴水
 アルペジオで水の動きを表現するところは、アッセルマンの有名な「泉」と似ているけど、こちらも歌い始めたくなるような名曲。
・キクタ/チャイコフスキー 歌劇「スペードの女王」の主題による幻想曲
 かなり個性的な曲。特殊奏法のオンパレード。低弦を弾きながらペダル操作で金属が軋むような音を鳴らしたり、凄まじい勢いで共鳴板を叩いたり、弦を手のひらで叩いて銅羅のような音を出したり…
・キクタ/ムソルグスキー/モスクワ川の夜明け
 「ホヴァンシチーナ」の「前奏曲」として知られる曲。キクタさんの編曲をハープで弾くのは相当難しそうだ。
・ドビュッシー/アラベスク第1番&第2番
 第1番を弾き終えた後、間髪を入れず第2番を弾き始めたのは、観客の拍手対策だろうか(笑)
・グリンカ/ハープのためのノクターン
 いつ聴いても名曲。グリンカのノクターンは2曲あり、今日の演奏は変ホ長調の方だった。ヘ短調の方も含め、元々はピアノ曲であるにも関わらずハープ編曲の方が知られているそうだ。
・ベッリーニ/歌劇「ノルマ」の主題による幻想曲
 古代ガリア地方の、ドルイドの巫女とローマ総督の悲劇的な恋を描いたオペラ曲。そう、プログラム後半の白いドレスがまるでドルイドのようにも見えた(?)のだが、狙ったのだろうか(個人の感想です)。
<エリザヴェータ女帝図書館の秘蔵曲>
 作者不詳/2つの小品
 ボクサ/5つの前奏曲
 クルンプホルツ/ハイドン交響曲53番より「アンダンテ」の変奏曲
 ロッシーニ=ボクサ/歌劇「タンクレーディ」よりアリア
 この4曲だけは楽譜を見て演奏。一瞬楽譜が見えたのだが、清書されていなさそうな、細かい手書きの原本の画像ファイルをそのまま印刷したかのような楽譜に見えた。
サンクトペテルブルクにあるロシア美術史研究所で発見された、エリザヴェータ女帝のノートにハープの楽譜が多く見つかったそうだ。また、演奏会プログラムでは奏者自身による曲目解説として、フランスで生まれ、エラール式ハープを広め、世界中を回りオーストラリアで亡くなったボクサの波乱万丈な人生にも言及していた。
・スメタナ/モルダウ
モルダウはこれまで聴いた実演の中で、一番良かった。何というか、技巧面で完璧なだけでなく、情熱が感じられる。ヴァレリー・ゲルギエフ氏もこの情熱に引き込まれたのかも。
アンコールは、マックスウェル/引き潮
これだけ有名な曲でありながら、人が弾いているのを生で聴いたのは今回が初めてだ。意外とコンサートでは演奏されない曲なのだろうか(?) 私も仲間の結婚式や地域の文化祭で弾いたことはあるが、なぜかコンサートホールでは弾く機会はなかった。

前半の黒ドレスもシックで良かったが、後半の白ドレスでハープを弾く姿が神話の挿絵さながらだった。耳と目と心の保養。
サイン会で、хорошо、спасибо! と声をかけたらThank youと返された。
CDにも英語のメッセージを書いてくれた。
なんと、サイン会では撮影OKだったので、お言葉に甘えて写真も撮らせてもらった。ハープの演奏が素晴らしいだけでなく、美形でかわいらしいので写真も美しい。天はいったい何物を与えるのだろうか。

22:00 | le concert | - | - | |

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