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2008.08.06 Wednesday

夏の光景

あちこちで見かけた夏の光景たち。
コガネムシツユクサシオカラトンボひまわり夏の雲2ユリ夏の雲1夏の雲3ヘリ

2008.07.14 Monday

革命記念日

カサブランカ
昨夜まで蕾だったカサブランカが、今朝、一気に3輪も開花しました。折りしも、今日はフランスの革命記念日Quatorze Juillet。ユリの花(実際はアイリスという説もありますが)は、ブルボン家やルイ王家の紋章だったものの、革命後はフランス国家の印としては使われなくなってしまったことを考えると、なかなか感慨深いものがあります。
それにしても暑い!DebussyのFeux d'artificeが聴きたくなってきました。

00:00 | histoire | - | - | |
2008.05.30 Friday

金曜日に笑う者は

Tel qui rit vendredi, dimanche pleurera.
「金曜日に笑う者は、日曜日に泣く」

ちょっとドキッとさせられるこの諺は、ラシーヌ(Jean Baptiste Racine,1639-1699)の「訴訟狂」(Les Plaideurs)という喜劇に登場するそうです。
日曜日に本番があるのなら、金曜日も練習せい、という意味なのかと思いきや、どうもそうではないらしく、"喜びは長くは続かない" という意味のようです。

Tel est pris qui croyait prendre.
「だましたつもりが騙される」
→ミイラ取りがミイラになる

Tel père, tel fils.
「この父にして、この子あり」
→蛙の子は蛙
(※Tel mère, tel fille. とも言う)

このtel という不定形容詞&不定代名詞、最初見た時は電話番号のこと?などと思っていましたが、上記のように諺3つに使われていて、tel/tels/telle/telles と性数変化するし、たくさんの用法があって、あなどれないです…。

2008.01.23 Wednesday

「ソクーロフと戯れる」

なにげなく登場する人物や小物や音楽などが、実は何かを象徴していて、メッセージを発信しているというのは、睡眠中の夢にも通じるものがあります。「エルミタージュ幻想」を夢見心地で何度も見てしまうのも、そのせいだったのかもしれません。(もっとも、「エルミタージュ幻想」は、見ながら本当に寝てしまった人の方が周囲には多かったですが(笑)。)

今回観に行った「ヴィオラ・ソナタ」は、ショスタコーヴィチが自分で唯一聴くことができなかった遺作。ピアノの非常に低い音を中心とした重々しい伴奏に乗って流れる、ヴィオラの美しい旋律。

ショスタコーヴィチが亡くなったのが1975年、この映画「ヴィオラ・ソナタ」が完成したのが1981年。その内容から、公開はペレストロイカまで禁止されていたという、いわくつきの作品なのだそうです。

ショスタコーヴィチは、ショパンコンクールに出場して、ポーランドでも絶賛されるほどのピアノの名手だったらしく、若い頃にやっていたという映画の即興伴奏も、臨場感あふれていて素晴らしい。早くから頭角を表し、才能を認められていた天才でも、やはり逆境に置かれることもあれば、親しい人の死だって経験しなければならないし、祖国を覆っている状況と本人の思想が合わずにうまくいかないことだってある。そんなストーリーでも、全く悲愴感のない映画で、やはり今回も"夢見心地で"見ることができました。

途中、ショスタコーヴィチが語る部分で、映像全体がスクリーンより下にずれていて、当然、字幕も途中で切れていてよく分からない部分が。んん?これはいったい何を暗示しているのだろう。こうすることによって、ソクーロフは何を訴えているのだろう。最後まで見ても分かりませんでした。が、映画終了時の館内アナウンスで解決。「途中、映像事故によりお見苦しい部分があったことをお詫び申し上げます」ですって。

雪のせいか、観客は30名弱程度。老若男女、いろんな人が来ていました。
なお、この"ソクーロフと戯れる"で7作品を見て、2/2に公開される「牡牛座 レーニンの肖像」も見た人の中から先着60名に、ソクーロフ監督直筆サイン入りポストカードがもらえるそうです。それを目標としているファンもいるのでしょうね、きっと。

2008.01.23 Wednesday

「ソクーロフと戯れる」

「ヴィオラ・ソナタ」を見る前に、ちょっと美容院へ。美容師さんに、これからどこへ行くのかと質問されたことから、話題はソクーロフ作品に。美容師さん曰く、映画通の友人が「太陽」のイッセー尾形氏の演技を絶賛していたので、「太陽」はぜひ見てみたいんですよ〜、とのこと。

確かに、すごくハマり役でしたよ〜。風貌も、写真でみる当時の天皇にソックリなんだけど、座っているだけで、これでもか!というくらい人間臭さを醸し出していて。
いきなりMPと鶴が出てくるシーンとか、そこに隠されている(かもしれない)符牒をあれこれ考えるのも楽しいですし。未だに疑問なのは、戦時中の書き言葉では、"桜"と書くシーンは"櫻"じゃなくても良いの?という点。もしかして、これにも深い意味が隠されていたのかも(?)。
映像としてとても印象的だったのは、(不謹慎ながら)、空襲のシーンで、炎を反射しているかのような赤紫色の空を、巨大な美しい魚が悠々と泳いでいるシーン。非常に美しい!

なにげなく登場する人物や小物や音楽などが、実は何かを象徴していて、メッセージを発信しているというのは、寝ている時に見る夢にも通じるものがありません?「エルミタージュ幻想」を夢見心地で何度も見てしまうのも、そのせいだったのかしら。もっとも、この映画は、見ながら本当に寝てしまった人の方が周囲に多かったですが(笑)

…なーんて話を美容師さんにしようかとも思いましたが、そんな時間は残念ながらありませんでした。

というわけで、前置きが異様に長くなってしまいましたが、「ヴィオラ・ソナタ」は、ショスタコーヴィチが自分で唯一聴くことができなかった遺作。ピアノの非常に低い音を中心とした重々しい伴奏に乗って流れる、ヴィオラの美しい旋律。
ショスタコーヴィチが亡くなったのが1975年、この「ヴィオラ・ソナタ」が完成したのが1981年。その内容から、公開はペレストロイカまで禁止されていたという、いわくつきの作品なのだそうです。
ショスタコーヴィチは、ショパンコンクールに出場して、ポーランドでも絶賛されるほどのピアノの名手だったらしく、若い頃にやっていたという映画の即興伴奏も、臨場感あふれる即興は圧巻。早くから頭角を表し、才能を認められていた天才でも、やはり逆境に置かれることもあれば、親しい人の死だって訪れるし、国を覆っている状況と本人の思想が合わずにうまくいかないことだってある。そんなストーリーでも、全く悲愴感のない映画で、やはり今回も"夢見心地で"見ることができました。

雪のせいか、観客は30名弱程度。老若男女、いろんな人が来ていました。
なお、この"ソクーロフと戯れる"で7作品を見て、2/2に公開される「牡牛座 レーニンの肖像」も見た人の中から先着60名に、ソクーロフ監督直筆サイン入りポストカードがもらえるそうです。

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2007.06.07 Thursday

馬熊は、馬か熊か。

主に中国に生息する、ウマグマ。資料も少なく、その実態は謎のベールに包まれています。
日本では、カドリードミニオンや、王子動物園で、その実物を見ることができます(2007/6/7現在)。

で、馬なのか熊なのか。
写真を見ると、熊にしか見えません。
背中に、まるで馬のようなたてがみが生えていることと、鼻のあたりが長いこと、走り方が馬に似ているので馬熊と名づけられた、というのが実情のようです。

「馬」が「熊」の前に来ているので、語順で判断すると、実態は熊だろうとも考えたのですが、それだと「大熊猫」(哺乳綱ネコ目(食肉目)クマ科に属する動物)は「大熊のような猫」になってしまいます。
ここでまた謎にぶつかったので、調べてみると、ジャイアントパンダは熊に似ているものの、アライグマに近い特徴も持っているらしく、クマ科に属するか、アライグマ科に属するか、独立したパンダ科(もしくは、ジャイアントパンダ科)に属するかの論争が繰り広げられてきていたのですが、遺伝子の解析により、クマの親戚であることが明らかになったそうです。
一方、小熊猫と呼ばれるレッサーパンダは、独立したレッサーパンダ科に分類されたそうですが、もともとレッサーパンダの「猫」の名残がジャイアントパンダにもそのまま残っているという事情があるそうです。
ジャイアントパンダは「白黒熊」とも呼ばれるようですが、こちらの方が名前としては明快ですね。

Quiz:ジャイアントパンダの尻尾の色は、白か黒か。

2007.05.07 Monday

訪問演奏

高齢者のためのデイケアセンターにて、訪問演奏会に参加してきました。
とは言っても、こちらは今日は見学のみで、ビデオ撮影を担当。
ファインダー越しに、演奏する人の表情や、曲に合わせて歌ったりリズムを取る高齢者の様子が撮影できたのは有意義でした。

曲目は、春に関する曲が多く、花の街、春の歌、春の唄、春の海、野ばらなど。春の海の流れるような笛の音にゆらゆらスイングする人も。
司会の方が慣れているのも良かった。静かだけど通る声質で、時おり笑いを取りながら観客を引きつける司会者も、やはりこのような演奏会には必要不可欠のようです。

ビゼーの「アルルの女」からメヌエットを演奏するアナウンスが入ったときは、「ビゼーってカルメンの作曲者ですよね」などという鋭い質問をするご婦人も。高齢者とは言っても、まだまだ若くてしっかりした人も多く、必ずしも高齢者のための選曲イコール演歌(軍歌、童謡など)ではないことを改めて認識できました。

演奏プログラムも、FAXで事前に施設に伝えておくと、本番当日、施設の方できれいにパソコン清書してくれて、観客に配ってくれていました。

何はともあれ、騒いだりする人もなく、皆さん静かにじっくりと聴き入ってくれて、感慨深い演奏会でした。

2007.04.14 Saturday

チューリップ

2007/4/6 まだ緑色の蕾が、かろうじてひとつだけ
チューリップ2007/4/6
2007/4/12 やや赤みがかってきました
チューリップ2007/4/12
2007/4/13 一日にして、急に開花しました
チューリップ2007/4/13
2007/4/14 暖かいと、これだけ大きく開花します
チューリップ2007/4/14
ゴ┐て暗い日は、このように「ビシッ!」と閉じています
雨で寒い日のチューリップ

2007.01.05 Friday

数独

年末年始に飛行機に乗ると、機内誌の12月号と1月号に数独パズルが掲載されていたので、思わず必死になって解いてしまいました。
今回初めてやってみたのですが、難しい!空いているマスが多いと、もうお手上げです。ひたすらパターンマッチング。あっちを立てればこっちが立たず。

飛行機で前の席に座っていた見知らぬ人も、やはり機内誌の数独パズルにトライしているのが見えたので、何分くらいで解けるかな、と思って秘かにチェックしていましたが、着陸時もマスは埋まっていませんでした。

何か効果的な解法はないものかと思い、ネットで検索したり「脳力が伸びるナンプレ」なる本を読んでみたりしてみましたが、解法が多すぎて、逆に解法を選ぶのも難しい有り様。なかなか奥が深いようです。

数独大会のようなイベントも時おり開催されている模様ですが、やはり解くのがめちゃくちゃに速い人もいるようで、そういう人が解いている姿を見てみたいものだと思いました。

2006.12.23 Saturday

シューベルト

日本の海をこよなく愛したマイヨール(1927/4/1〜2001/12/23)は、与那国島海底遺跡を見て、こう語ったという。
「まるで優れた芸術家が放置した作品のようだ。指揮者が途中で指揮をやめてしまった演奏会のようでもある。思わず、シューベルトの未完成交響曲に思いを馳せずにはいられない」

ピアノ弾きの知人はよく「シューベルトは私には『まだ』難しい。ソナタ21番を弾けるようになりたい」などという言い方をする。技術的な面もさることながら、どこか別世界に存在する神秘的で難解な曲のように思われているようだ。

2006/12/21(木)日経新聞の夕刊にて、「大作曲家、晩年の別れの曲」というコーナーがあり、評論家の海野弘氏がシューベルトの「冬の旅」について語っていた。
"「美しき水車小屋の娘」が人生の春の歌だとすれば、「冬の旅」はまさに、もどってくることのない道へと旅立とうとする冬の歌なのだ" とある。

1827年、ベートーヴェンの葬儀に参列したシューベルトは、当時「冬の旅」の作曲のために心身をすり減らしており、憔悴しきっていた様子であったため、友人たちは心配したという。
この歌曲集を作った1828年、シューベルトは31歳の若さでこの世を去った。

録音の秀作として、下記3点が挙げられていた。いずれも現役歌手のデジタル録音。

「ドイツの伝統を踏まえつつ、若者らしい瑞々しさで際立つ」

シューベルト「冬の旅」 ASINB0000ZP4RY




「同じドイツ人でも、密室の濃厚な空間の中で、旅人の心理を読み込むかの趣がある」

シューベルト「冬の旅」




「より開放された世界に向け、振幅の大きな感情を吐露する」

シューベルト「冬の旅」



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